カテゴリー: 本・DVD等

  • 読了:デザインの言語化

    どう、デザインを言語化して説明するのか、テクニカルなものがあるのかと思って読んでみた。かなり思っていた内容とは違っていた。デザイナーがクライアントとデザインの方針をあわせるために、やり取りをするときに気をつけることがまとまっている本だった。

    個人的に期待していたのは、デザインのコンセプトや説明などを、他に作業する人がわかりやすく、テクニカルに使えるような言語化を期待していた。だが、読んでみると、発見もあるものだ。例えば、下記のようなところだ。

    P.59 「センスがいい」といわれるものは、多くの人が共感するもの(=平均値)

    世のなかのデザインが、セオリーどおりなのか、型破りなのか意識して見る訓練をしてみる

    P.107 「シンプルなデザインで」と依頼したクライアントが、じつはミニマルなデザインにしたかった、ということもある

    シンプル = 調和、普遍的、最小限に足す

    ミニマル = 強調、特徴的、最大限に削る

    「センスがいい」が共感を得られる平均値的な解を見つけることができるという能力。センスがよくても、アートではダメだということでもある。センスがないというのは、独自のなにかをやれそうでもあるというのは、面白くていい。そういうように考えたことはなかった。

    シンプルとミニマルの違いも発見だった。よく似ているが、説明できるかというと、できない。シンプルが好きだと思っていたが、実は好きなものはミニマルだった。シンプルとミニマルを意識するだけでも、いろいろと変わりそうな気がする。

  • ジャンプ+のリバイアサンが面白かった

    ジャンプ+で連載していたリバイアサンが無事に連載終了した。面白かった。

    いろいろと謎だった部分は、最後の数回で回収され、納得がいった。こういうのは、週刊少年ジャンプではできない。最初から最後まで、きっちりとまとまっているのはよかった。長すぎないというのはいい。

  • 読了:日本のスポーツビジネスが世界に通用しない本当の理由

    スポーツビジネスの外観的なところがあやふやで、なにもわかっていないのではないか、と思って読んでみた。選んだ理由は、薄くて、さくっと読めそうなところだ。

    スポーツビジネスは、「スポーツに関連したビジネス」で、プロスポーツ運営からスポーツ関連メディア、スポーツ用品・ショップ、スポーツ教室やジムなど。その中でも、プロスポーツビジネスがよく言われるスポーツビジネスっぽい。この本のスポーツビジネスは、プロスポーツにおけるビジネスが主体だった。全体像としては、しらないことというよりも、活動は知っているけれど、よくわからない(理解していない)ものばかりだった。知ってるようで、何もしらない、というやつだった。

    プロスポーツは、全体としてのガバナンスが大事ということ。競技団体から、チーム運営、競技団体を通してのガバナンスが聞いていないと、都合のよいところにながれていく、それは必ずしても、プロスポーツビジネスやスポーツ全般のビジネスにはプラスにならないこともあるということ。そのスポーツのビジネスとしての発展のためにはガバナンスを効かせ、高い目標を設定して、進む方がよい。各スポーツの特色や構造的な難しさはあるけれど、慈善事業としてではなく、ビジネスとして、スポーツを運営していく場合には、一般的な企業のビジネスとかわりなし。

    それから、最近、スタジアム建設(アリーナ建設)がどうのこうのという話題が多いけれど、施設をつくろうとする、その理由も腑に落ちた。ハコモノ行政的な意味で、スタジアム・アリーナを作ればなんとかなる、という意味ではなく、スポーツ観戦体験をデザインし、人を集めようとすると、その目的にあったスタジアムやアリーナ、ひいては周りの商業施設を含めた整備が必要にあると。プロスポーツのビジネスとして考えたときに、スタジアムやアリーナの運営を含めて、作っていくことが重要なので、建設や整備という話が出てくるというわけだった。これは誤解していた。たぶん、TVメディアのニュースで、建設に○○億円だの、補助金がいくらだの、採算がどうの、とかそういうことが言われるので、どうしても旧来のハコモノ行政っぽく思ってしまうのが問題なのだろう。もちろん、そういうプロジェクトもあるのだろうけれど。ほぼ興味のないことは、見出し記事的な内容しか入ってこないので、メディアの取り上げ方に左右されていると感じる。

    本は、さくっと読めて、面白かった。外観の輪郭は掴めてきた気がするので、もう何冊か読んでおきたい。

  • 読了:失敗を語ろう。

    ビジネス書として、ではなく、エッセイ的な感じ。事例研究的な感じというよりも、こういうことあるよね、というところを感じながら読んだ。楽しく読めたと思う。

    まぁ、そういうこともあるか。良くも悪くも。面白いのは、答えはユーザが知っている、といいながら、機能をシンプルしないと使ってもらえない、というあたり。ちゃんと繋がりはかかれていないけれど、結局、経営として、運営として、どうサービスを作っていくのか、という方が大事だということだ。

  • 読了:脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

    面白かった。いろいろと知らないことだらけだった。AIのあたりは知っていることが多い。でも、脳のところは知らないことばかりだった。外科的な手術をすると、結構、直接脳に信号をおくることでいろいろと伝えられるようになっていたのか。思っていたよりも、SFの世界に近づいていたようだ。

    科学は、知らないことだらけだ。

  • 読了:Web Designing VOL.218(2023年2月号)

    ウェブ制作まわりの状況がどうなっているのかを知りたくて、読んでみた。

    よいのか悪いのかもわからないが、ウェブ制作会社の規模は小さいところが多く、個人事業主たるフリーランスも多い。だから、選ぶときは規模を気にしても、あまり意味はなく、実績や打ち合わせのときの様子で、ヤバいかどうかの見極めが必要そう。どうやって、いいところ、いい人と出会うかが重要。そういう意味でも、指名で仕事をとっている会社や人が多いという結果も頷ける。これは、当たり外れが多すぎて、なかなか大変な感じ。大きければ当たるのかというそうでもないけれど。会社としての規模としての信用やブランドで、フィルタリングはできなくて、どんどんと小粒化しているわけだ。結局、発注する側が一番大変ともいえそうだ。

    どんなツールを使っているのかも面白くて、コーディングツールはVisual Studio Codeが圧倒的な人気で、UIなどはAdobeの一強。XDに対して、Figmaが増えている感じだけど、AdobeがFigmaを買収する作業をしているので、結局、Adobeが強いというわけだ。あとは、Microsoft Officeと、Google系ツール(Google Documents、Google Spreadsheetなど)が使用具合として、拮抗しているのも面白い。Microsoft Officeもサブスクリプション契約なので使用せず、Googleのツールを使っているという具合なんだろう。Google AnalyticsやSearch Consoleも使っているから、Googleのアカウントはあるから、というのもあるのだろうけど。GoogleとMicrosoftで2分されているのが面白い。どちらも使えるけれど、ロックインされていくので、他の業界や世界もそうなっていくのだろうか。(どっちもアメリカのツールなので、敵対している国や地域はどうなっていくのだろうか、という別の興味もあるけど)

    そして、スキルとしてはJavascriptが人気というか、それを使えるようになるしかないというか、進歩が速いからおいていかれないようにするしかない、というのが見えてくる。でも、採用で重要なのは、ディレクション力やコミュニケーション力と書いてある。Javascriptのスキルがあるだけじゃダメで、進行管理したり、進めていくだけのコミュニケーション力が足りていない、というわけなのだろう。結局、ウェブ制作の組織が小粒化しているので、コミュニケーション力などが重要視されてくるのだろう。そのうち、束ねて、ディレクションや進行するだけのまとめ会社が大きく台頭してきそうな気がする。ウェブ制作のPMO的なところを主たる業務にして、フリーランスを使って、作り上げるけど、その会社単体だと、ウェブ制作はまともにできないみたいな会社。

    面白かった。

  • 読了:コンテナ物語

    やっと読み切った。とても長いが面白かった。分厚くて、積読になっていたので、読み始めてよかった。

    コンテナを発想して、ロジスティックスとして、作り上げる過程が面白い。そして、昔の港湾がどういう仕事をしていたのか、どういう仕組みだったのか、まったく知らなかったことに気がつかされた。波止場の男達といういうけれど、なるほど、そういうことだったのか、とコンテナとは関係のないところで面白くなってしまった。今の日本だと、まったくもってイメージがしにくい港の閉鎖とストライキ、そういう制約にさらされながらコンテナが広がっていったと。いや、そういう不安定な港の状況だからこそ、港のしがらみから外れたコンテナが優位になったとも考えられる。コンテナのサイズも、初期はまちまちで色々な規格争いの末、今のような効率化が図れたわけだ。物理的な製品規格の統一の1つの事例であり、同じようなことがあると、同じようにまとまっていくわけだ。世界の港を、船を、変えていく様は面白かった。

    そして、規模の経済になると、パイオニアが生き残るとは限らず、後出しジャンケンでも資本力のあるところが勝ってしまうと。最後のところは短く、さらりとしているがそういうところ。物の流れというのは、本当に面白い。コントロールできない部分も多いし、今後も何かのタイミングで変わるのだろう。ウクライナ戦争で、物流も変わりつつあるので、コンテナ輸送の経路や量も数年で激変しそうな気はする。

    どうでもいいことなのかもしれないけれど、読んだのはコンテナ物語の増補改訂版。これは、本のカバーのデザインがよい。シンプルで、コンテナを想像させる模様であり色だ。Amazonで最初のコンテナ物語のカバーもみたが、あのデザインだと読んでみる気にはたぶんなっていない。

  • 聞く技術 聞いてもらう技術

    読了した。なるほど、「P.19 あなたが話を聞けないのは、あなたの話を聞いてもらっていないからです。心が追い詰められ、脅かされているときには、僕らは人の話を聞けません。」というのは、そうかも。自分に余裕のないときに話をきいても、否定してしまったり、最後まで話を聞けなかったり、そういうことがある。話を聞くというか話を引き出す小手先のテクニックも、余裕があるときにしか使えないというもそうだ。聞く技術には、矛盾があるというのは、いい気づきだった。

    P.148 「聞く技術」の本質は、「聞いてもらう技術」を使っている人を見つけ出すところにあります。「ちょっと聞いて」とは言えないけれど、聞いてもらう必要がある人が戸惑う心を滲ませている。そこに向けて、「なにかあった?」と尋ねることにこそ「聞く技術」の核心があります。

    聞く技術 聞いてもらう技術

    聞いてほしい人をみつけるために、聞いてもらうテクニックを知る。そう、聞いてほしい人を見つけることが聞く技術の核心なわけだ。そういうことに気がつける状態というのは、自分にも余裕があるわけで、見つけることができている時点で、聞くための準備のほとんどは終わっている、と。あとは、沈黙は続いてもよいということ。沈黙が続いても問題ないという関係性を作ることが大事だということ。

    さくさくと読めて面白い本だった。

  • 読了:WIRED Vol.47

    読了。毎年、読んでいるWIREDの特集、2023年に対するいろいろな分野の展望がたのしい。

    ここのところ数年伸び続けたディープラーニングの分野の停滞が予測されていたり、感情認識AIにより正確に読み取れない人々を悪い立場にしたりなど。「アグノトロジー(無知学)」によるフェイク情報の識別が重要になっていくとか。データローカライゼーションが全世界的に強化されていくこととか。

    なるほど、2023年は、こんなふうにとらえられているのか。現実的なものもあるし、まだまだじゃないかと思うものもある。パラダイムチェンジの気配を感じるのは新年にはいいこと。

  • 2022年に読んだ本たち

    ブログにレビューを書いているものだけを集計した。他にもいろいろと読んでいるけれど、記憶は曖昧なので。

    合計26冊、月に2冊程度は読んでいる計算だ。そのうち、漫画は3冊。雑誌は、8冊。いろいろと読んだ。一覧にしてみると、6月だけ読んだ本の投稿がない。そういえばバタバタと忙しかったから・・・だろう。

    来年も本を読んで、ブログを書こう。

    読了:WIRED VOL.43

    読了:プラネテス

    読了:インターネットは言葉をどう変えたか デジタル時代の〈言語〉地図

    読了:Web Designing 2022年4月号

    読了: ゆるキャン△ 13

    「アーキテクト思考」読了

    読了:メタファーとしての発酵

    読了:NTT 2030年世界戦略 「IOWN」で挑むゲームチェンジ

    読了:銀河英雄伝説(フジリュー版)23巻

    読了:WIRED Vol.45

    読了:映画を早送りで観る人たち

    読了:Software Design 2022年08月号

    読了:エンジニアなら知っておきたい システム設計とドキュメント

    読了:システム運用アンチパターン

    読了:御社のシステム発注は なぜ ベンダー選び で失敗するのか

    読了:「できる人が 辞める会社 活きる会社」DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー22年8月号

    読了:限りある時間の使い方

    読了:デザインと障害が出会うとき

    読了:水曜日は働かない

    読了:Web Designing 2022年12月号

    読了:WIRED Vol.46

    読了:失敗から学ぶ技術

    読了:忘れる読書

    読了:世界インフレの謎

    読了:情報セキュリティの敗北史: 脆弱性はどこから来たのか

    読了:ソフトウェアデザイン 2023年1月号