読了:WIRED VOL.43

読了。WIRED VOL.43 THE WORLD IN 2022。未来へ漕ぎ出すための必携キーワード。

2022年の最新トレンドの特集が面白かった。トレンドなので、そうなるとも限らないし、2022年に実現されなさそうなものもある。でも、まぁ、テック視点ではあるものの「そういう近未来」はあるか、とは思える。日本じゃないところの話題もあるので、いずれは日本にも来るかな、とも。

雑誌なので、そんなに堅苦しい感じもせず、読みやすい。なんなら見出しとその下のコピーだけでも楽しいし、ふーん、となる。楽しかった。

気になった見出しとコピー

NON-CODING CODERS (ノーコードのDX)
シチズンデベロッパーが業務改革を進める
専門の技術者ではなく、業務プロセスを熟知した現場の担当者が自らシステムを開発していくことで、組織全体のオートメーション化が飛躍的に進んでいく。

BALANCING RISKS (プライヴァシーと公共の安全)
プラットフォームを利用するリスクが明示される
プラットフォームを運営するテック企業は安全設計とプライヴァシーの双方に気を配るようになり、ユーザーはリスクと恩恵のバランスを踏まえて利用の有無を決断するようになる。

DATA-DRIVEN HEALTHCARE (データドリヴン・ヘルスケア)
データを活用した予測医療がスタンダードに
進化を続ける診断ツールとウェアラブルデヴァイスによる大量のデータ収集で、病気に対してプロアクティブに対処可能に。医療は発病後ではなく、予測をもとに未然に防ぐアプローチが主流になる。

CO2 CAPTURE (二酸化炭素除去)
カーボンオフセットから二酸化炭素除去へ
待機中の二酸化炭素を直接回収するテクノロジーに経営者がこぞって参画すれば、効果の疑わしい「カーボンオフセット」が企業の気候対策プログラムの中核に居座ることはなくなるだろう。

CLOSED LOOP POWER (リサイクルバッテリー)
クローズドループ型のバッテリー循環システム
もう原料を求めて破壊的な競争を続ける必要はない。EVのバッテリーを回収、再利用する新しい産業構造が誕生し、リサイクルがリチウムの主な獲得源になるのだから。

EDGE NODES  (エッジノード・インフラ)
プラグ・アンド・プレイ型のエッジノードが革新をもたらす
道路脇に設置されたエッジノードによるユビキタスなセンサー駆動型コンピューティングが可能にする、リアルタイムかつ極めて局地的なサーヴィスが、次の巨大なイノヴェイションを引き起こす。

IDEA CAPITALISM (アイデア資本主義)
投資はアイデアという最後のフロンティアへ
かつてSF作家のJ.G.バラードは「地球に残されている最後の資源、それは想像力」と語ったが、いまや資本主義は、アイデアを投資の対象に据えた。その真贋は、どう担保されるのか?

CRYPTO CRIMES (クリプトクライム)
暗号資産がサイバー犯罪を駆逐する
ブロックチェーンの強みであるデータの透明性を活用することで、サイバー犯罪における身代金はもはや戦利品ではなくなり、犯罪者を破滅へと導く証拠になるかもしれない。

FOOD SECURITY (フードセキュリティ)
サイバーセキュリティが食の安全を左右する
急速なデジタル化に伴い、サイバー攻撃に対する脆弱さが露呈した食品業界。安心・安全・安価な食品を継続的に供給するには、システムのみならず、業界全体のアップデートも不可欠だ。

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