カテゴリー: 技術系

  • 2026年10月のWindows UpdateをあてたらMS PEAPで無線LAN接続できなくなった話

    WPA2−EnterpriseでMS PEAPを使った無線LAN接続している。2026年10月のWindows UpdateをWindows 11に当てたところ、MS PEAPでの無線LAN接続ができなくなった。

    調べてみると、MS PEAP(PEAP-MSCHAPv2)では認証の中でNTLMv1を使って暗号化(NTハッシュを使っている)して、通信している。
    NTLMはMicrosoftが非推奨にしており、段階的に廃止が行われている。
    2026年10月のWindows Updateの中で、NTLMv1の通信をブロックするように変更された。
    これにより、MS PEAPでの無線LANの認証ができなくなって、接続ができなくなった。

    解決策としては、対象の無線APのSSIDの設定を一度消す。その後、SSIDを選択して、IDとパスワードで認証する。このとき、Windowsの認証情報を使ってはいけない(使うとMS PEAPでの通信になりブロックされる)。この方法は実際に検証したので問題ない。

    あとは、NTLMv1の通信を許可するようにレジストリを書き換える。こちらは未検証。

    NTLMの廃止の話はアタマに入っていたが、MS PEAPの認証過程でNTLMv1でNTハッシュを使って認証していたのは知らなった。設定して使っていても、わかっていないことが多いものだ。

    参考:「NTLM」は既定で無効に ~Microsoftが3ステップにわたる移行フェイズを開始
    https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2082915.html

  • ニューテックのWindows Storage ServerのNASはヤバイかも。

    ニューテックのWindows Storage ServerのNASはヤバイかもしれない。HPEのStoreEasyの販売がなくなったので、WSSがインストールされたサーバが欲しいのに。HPE StoreEasyがなくなった影響は大きい。

    Windows NAS製品のアップデートに関して
    https://kb.newtech.co.jp/s/article/WS000038-i

    引用すると・・・

    ニューテックのWindows NAS製品につきましては、出荷時点で一定期間までのWindows月例パッチを適用した状態で出荷しております。製品の安定した動作を考慮し、基本的には、弊社よりご案内しておりますパッチのみを適用いただくことを推奨しております。

    一方で、お客様の運用方針やセキュリティ対策等の観点から、Windows アップデートを実施いただくことを禁止するものではございません。

    ただし、弊社が動作確認・検証を行っていないパッチやアップデートを適用した場合、OSや各種ソフトウェア、NASの機能等に予期せぬ影響が発生する可能性がございます。

    アップデート後に何らかの問題が発生した場合には、原則として、アップデート適用前の状態への切り戻しをお願いいたします。あらかじめ取得いただいたシステムバックアップ等から復旧していただくことで、アップデート前の状態へ戻す対応をご検討ください。

    なお、弊社で動作確認を行っていないアップデートの適用に起因する不具合につきましては、原因の特定や復旧方法のご案内ができない場合がございますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

    これをそのまま解釈すると、危険な脆弱性がでて、Windows Updateを当てて、不具合がでても知らん、という話。

    しかも、確認していないアップデートを当てたら復旧方法も案内できないかも・・・という。それでいて、どのパッチは当ててよいのかも、アナウンスが見当たらない。サポートに聞けば答えてくれるのだろうけれど、Windows Updateにそこまで手間をかけるのか。Windows Updateぐらいは、サポート対象にしておいてほしいものだ。

  • 「xmc.pl」からのコメントはスパムコメント

    ブログをチェックしていると、よくわからないがまともそうなコメントがあった。しかし、普通に考えて、そんなコメントがつくはずもない。プラグインはスパム判定をしている、ということで調べてみた。

    差し出し人が「xmc.pl」となっているので、検索+Geminiにコメントをさせてみた。

    これは、「褒め殺しスパム」と類のスパムのようで、AIを使って生成された自動送信スパムとのこと。誘導が目的のスパムコメントのようなので、スパム判定は正しいようだ。

    生成AIが一般的になって、このような判別の苦労が増えた気がする。

  • Windows11 26H2の配信が開始された

    Windows11の2026年の大型アップデート(Windows11 26H2)の配信が始まった。

    Windows11のWindows Updateの画面でも表示されているので、油断すると、そのままインストールされてしまう。すでに既知の不具合も出ているので注意が必要。

    https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/release-health/status-windows-11-26h2

    昨年のWindows11 25H2もそうだったが、サクッと大型アップデートが公開されている。大型アップデートの展開前に検証するので、急な公開は対応が大変・・・。

  • AppSheetで同期できない状態になったら(データ重複で同期できない)

    同期ボタン(Sync)の部分に、!マークが付き、同期に失敗して、同期ができない状態になった。状態としては、データ重複して同期ができないというものだった。同期ができなくなると、他の情報も取得できなかったりと、不具合が多い。これの解消方法。

    1. 同期ボタン(Sync)の▼をクリックする

    2. ピングの画面で同期エラーが表示されるので、「View Error Detail」をクリックする

    3. エラーの詳細が表示されるので、一番下にある「Discard ~~」をクリックする

    4. PC側の重複エラーのデータが破棄されて、同期ができるようになる

    注意点としては、これを行うとローカル側にしかないデータが消える。もし、再登録したい場合には、該当のデータの内容を記録しておく。

  • メモリ16GBのPCでローカルLLMを動かしてみる

    Intel Core Ultra5、メモリ16GBのLet’s Note SC6で、ローカルLLMを動かしてみた。最初は、WSL上のOllamaでGemmaを動作させてみたが、CLIで他の人に使ってもらうには、少し敷居が高かった。今回は、GUIでLM Studioを使ってみた。

    LM Studioは、GUIツールなので、インストールも楽ちんだった。起動させるのもGUI、モデルを探してダウンロードするのもGUI、当然チャットの部分もGUIで、回答もリッチテキストでよい。便利ではあるのだけど、モデルのダウンロードは少し大変だった。PCスペックに対して、動くかどうかの判定はついているだが、モデル数が多すぎて、選ぶのが大変だった。たとえば、GoogleのGemmaで探しても、Googleのものもあれば、他の組織がチューニングしたものもある。どれが動くのか、見て選んでいく必要がある。ここが結構大変だった。

    Intel Core Ultra5、メモリ16GBのLet’s Note SC6で実際に動作させてみたのは、以下のモデル。

    • Gemma-4-12b-qat
    • Gemma-4-e2b
    • Llama-3-ELYZA-JP-8B
    • Qwen3.5-9b
    • meta-llama3.1-8b-instruct

    Gemma4は、最新なので使えるメモリで使えるサイズのモデルを選択した。12B(120億パラメータ)もサイズが7.2GBでなんとか動作した。

    Llamaはmeta社が開発したモデルだけれど、かなり派生が多いモデルで選ぶのが大変だった。どれがよいのかわからないので、日本語に特化したELYZAを選んでみた。その後、比較のため、Llama3.1のモデルも使ってみた。

    Qwen3は、最新モデルだと少ないメモリで動くモデルがなく、少し前のモデル(3.5の9B、90億パラメータ)を試してみた。

    ここに挙げたモデルは、メモリ16GBのWindows11のPCで動作できた。オンラインのモデルと比べると雲泥の差の応答速度だけれど、まぁまぁの速度で返答の文字が表示されてくる。タスクマネージャーをみてみると、CPUはそれほど使っていないが、GPU(Intel Graphics)は100%まで使って回答をしてくる。

  • MariaDBのバージョンアップでハマった話

    MariaDBを、10.5系から11.8系にバージョンアップをしたのだが、このときの一連の作業でハマったことを書いておく。誰の役に立つのかはわからないけれど。

    なにが起きていたかというと、「10.5系のDB状態が正しい状態ではなかった」と「11.x の新しい仕様制限」の2つの組み合わせで、複合的なエラーが発生して解決できなかった。

    「10.5系のDB状態が正しい状態ではなかった」とは?

    • DBは正常終了させたはずだが、クラッシュした状態になっていた。
    • 以前に、10.5系にバージョンアップしたときに、DBのアップグレードをしたが、そのときから怪しげなログは出ていた。使えるからと放置していたのが、ここにきて問題が顕現した。

    「11.x の新しい仕様制限」は?

    • 11.x からクライアント接続時のSSL要求が厳格化された。mariadb-upgrade –skip-ssl で回避。
    • 10.5 時代の Redo ログ(ib_logfile0)が未消化(クラッシュ)のまま放置されていた。11.x系では、仕様上、直接復旧ができなかった。
    • 10.5 時代で使えていた設定が 11.x で完全撤廃された、というのもあるが、これにはハマっていないはず。

    いろいろと試したけれど、失敗したことなど。

    起動時のエラーが、.errファイルに記録されておらず、エラーログを探しまわることに。messagesにも記録がなく。データファイルの保存場所にあったファイルの更新日付からエラーが記載されたファイルを特定した。wsrep_recovery.failに記録されていた。

    一度、11.8を消して、10.5系のクラッシュの復旧ができる10.11系をインストールして、復旧を試みた。結局、MariaDBの起動時に復旧ができずに、クラッシュして、MariaDBは起動できなかった。

    Redoログファイル(ib_logfile*)をリネームして起動を試す。これは、「MariaDB 11.x(および 10.8 以降)ではセキュリティ・データ保護のための仕様が変更され、未修復(クラッシュ状態)のデータがある状態で ib_logfile0 を削除・退避してしまうと、起動を完全に拒否する仕組み」によって、成功せず。

    最終的にやったこと(成功したもの)

    結局、既存のデータベースファイルを使ったバージョンアップは諦めて、MariaDBを削除(アンインストール)して、データファイルを消して、新規に新しいバージョンのMariaDBをインストールして、初期化してMariaDBを起動させた。ちゃんと起動した後に、ダンプファイルから復元した。

    0. DBのバックアップ用にダンプファイルを取得(OSのバージョンアップ前にやっておく)

    1. MariaDBを削除(アンインストール)

    2. /var/db/mysql を退避・空にする

    3. 新しいバージョンのMariaDBをインストールする

    4. 「mariadb-install-db –user=mysql –datadir=/var/db/mysql」でDBの初期化(システムデータベースをインストール)

    5. MariaDBを起動する

    6. ダンプファイルからリストアする

    7. 復元したデータ構造を MariaDB 11.x 用に最適化(アップグレード検証)して再起動する。

    これで何とかなった。

    なんだかんだで、新しいバージョンをインストールしてダンプから戻すが一番楽かもしれない。

  • FreeBSD 14.2からFreeBSD 15.1へのバージョンアップはできた

    事前に調べた時に、FreeBSD 14.2 からFreeBSD 15.1のスキップでのバージョンアップはできるとのことだった。やっていると何が起こるのかわからないのが、アップデートの怖いところ。

    実際にFreeBSD 15.1へのバージョンアップを試したところ、OS部分については、問題なく、バージョン飛ばしでのバージョンアップができた。便利便利。

  • Proxmox VE上の仮想マシンを削除する方法

    Proxmox VE上の仮想マシンを削除する手順のメモ

    1. Proxmox VEの管理画面にログインする

    2. サイドメニューから、削除する仮想マシンを選ぶ

    3. 画面の右上側の「Help」の横の「More」をクリックして、「Remove」を選択する

    4. 確認画面で、IDを入力する

    5. 必要に応じて以下のオプションにチェックを入れる
    Purge from job configurations (ジョブ設定から削除する)
    Destroy unreferenced disks owned by guest (ゲストが所有する参照されていないディスクを破棄する)

    6. 「Remove」をクリックする

    7. 下部のTasksを確認して、StatusがOKになっており、リストから消えれば削除は完了。ステータスがErrorになっているときは消えていないので、内容を確認して削除する。

  • Google Workspace Business Standardは、Cloud Identity Freeのライセンス。

    Google Workspace Business StandardやGoogle Workspace Business Starterは、Cloud Identity Freeのライセンスになる。GCPW(Google Credential Provider for Windows)は、利用できるが、設定できる部分が狭い。

    ログインアカウントをGoogle Workspaceのアカウントで統一するだけなら、これだけでも十分。