読了:沖縄美ら海水族館はなぜ役に立たない研究をするのか? サメ博士たちの好奇心まみれな毎日

読了、面白かった。

水族館って、飼育展示以外にも、もっと学術的な研究を行っていると思っていたけれど、そうでもなかった、というのが衝撃的だった。美ら海水族館には、研究部門(や研究推奨)があるけれど、他の水族館だと、そういうものがそもそもない、という。言われてみれば、商業目的のところのほうが多いのかもしれない。それに研究発表の論文も書いている余裕がないというのも、そうかも、といろいろと考えさせられる。博物館と水族館の違いがこんなにもお大きかったとは。知らなかった。

役に立つ研究かどうかは、わからないけれど、サメの生態はたのしい。超音波エコーでサメを調べるとか、なかなか思いつかないわけで、発想のブレイクスルーが面白い。道具の使い道は、いろいろとあるということ。それにしても、面白い研究をやっているなぁ、と思う。だからこその美ら海水族館の生物展示になっているのだろう。研究との両立ができていることがすごい。

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