読了:スマホ脳

読みやすくて、面白かった。「デジタル・ミニマリスト」などの内容とも似ているが、こちらは脳の機能を中心に書かれている。子供への影響にしても、大人への影響にしても、スマホのアプリが人の注意を惹きつけることで、収益化を図っていることもあり、集中力を削ぐようになっているな、と。ホモ・サピエンスの歴史からすると、外的なシグナルに対して敏感じゃないと、生き残れない時代(狩猟主体のころ)の方が長かったわけで、他のことに注意をむけるというのは、本能的なものか。そう書かれてしまうと、まさしくスマホに注意をもってかれてしまうのは仕方なく、それをどうコントロールするか、が重要なわけだ。デジタル社会は便利だけど、集中は本当にしにくくなったわけだ。

スマホに限った話ではないけれど、TwitterなどのデスクトップツールはPCに入れない方がいいし、チャットツールの通知もなるべくオフの方が集中力は高まる。スマホもなるべく見ない方がいいので、音楽プレーヤーも単独がいいんだよね、本当は。音楽のストリーミング系もいいけど、気になるので、好きなセットだけをオフラインで、というのが個人的にはよい。Walkmanとか、そろそろ必要なのかもしれないと思っているくらい。昔は、1つに集中していたほうが楽だったけれど、気が削がれることを考えると、集中のためには単機能のものがよさそうだ。

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