「ソーシャルゲームはなぜハマるのか」を読んだ。

ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足
ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足

自分では、ソーシャルゲームをやらないので読んでみた。なぜやらないかというと、ゲーム内課金が不明瞭でひたすらお金をつぎ込んでしまいそうだから。際限なく、お金をつぎ込みそうになるのはゲームセンターだけでいい。(まぁ、それも高校と大学までだったけど。今はいかないもの。)

ソーシャルゲームをやらないからと言って興味がないわけではない。むしろ興味津々だ。あと、最近急上昇しているゲーミフィケーションというキーワードも気になった。そんな軽い気持ちで軽い本だと思って読んだら、中身はぜんぜん違う。ソーシャルゲームの登場する歴史から始まり、ソーシャルメディアの現状も詳しく書かれてある。それから、ゲームプレイヤー分類などのいくつかの既存研究の説明。ゲーミフィケーション・フレームワークの説明もある。フレームワークの説明だけでなく、GREEとモバゲーのソーシャルゲームを事例にした「ソーシャルゲームにハマる」仕掛けの説明もある。これが両方とも特徴があって面白い。ソーシャルゲームがどういうものかを知るにもよいし、ゲーム×ソーシャルメディアの工夫を垣間見ることができる。特性を考えて仕掛けを用意・・・重要だね。

軽い気持ちで読み始めてしまったけれど、内容はゲームを研究対象として捉えたときの入門書ともいえる。しっかりした内容だけど、楽しく読み進めることができて良かった。おすすめ。

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