読了:ジェネシス・マシン 合成生物学が開く人類第2の創世記

長いこと読んでいた「ジェネシス・マシン 合成生物学が開く人類第2の創世記」を読了した。

COVID-19のときに、mRNAワクチンが話題になったので、読んでみた。が、思っていたよりも、とても簡単にゲノム解析はできるようだ。ゲノムの切り貼りというレベルでは、技術的には確率されているようだ。それを行ったことによって、どういう効果がでるとか悪影響があるとか、そういうものは完全にはわからないようだけど。

日本だと「遺伝子組換えではない」という表現がよくあるけれど、遺伝子組換されているというのを見かけることはない。でも、海外では、それなりにそういう作物が育てられていたり、流通に乗っているみたいだ。認可されているものもあれば、認可にかからず研究開発から商品化が進んだものまで。アメリカだと、いろいろとあるようだ。日本でも、気が付かないだけで、そういうことが行われているのかもしれないけれど。

この本にあるように、遺伝子プログラミングが進んでいくと、人の能力や特徴も編集されるのかもしれない。そうなると、機動戦士ガンダムSEEDのような世界観になるのかも。今の人種差別的な争いではなく、ナチュラルとコーディネーターの対立みたいな、そういう世界が100年後になっているのかもしれない。いろいろと考えさせられる本だった。

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