読了:起業の天才!: 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男

読了。初期のリクルートというか、もともとどういうことを考えていたのかがわかった。それから「出る杭は打たれる」文化なんだということを。前半部分は、創業や新規事業のところなので、むちゃくちゃだが面白い。後半部分はリクルート事件の話ばかり。ニュースとしてそういうことがあったことは小さいころからテレビで流れていたけれど、実際のところ、どういう事件なのか知らなかった。汚職事件とだけしか。別の方向からみると、ずいぶんとグレーゾーンだし、過去のニュースの振り返りでもちゃんと語られることがない。テレビなんて、そんなものなのだろうけれど。なるほど、そういうことだったのか、と知れた。知らないことだらけだ。子供のころの時代や生まれる前のことなんて、そういうものなんだろうけれど。面白かった。

あと、昔って、そんなことはできないだろうってことまでも、やっていたのだなと。圧力や人脈はつかいまくり。そういうのがまかりどおる時代だったんだなと。そういうことがあったからこその今の時代なんだが。時代はどんどん変わっていくわけで、ついていけなくなったら終わりだなと思う。

ちなみに、帯にある「ジェフ・ベゾス」との絡みの話はほぼない。嘘でもないのだろうけれど、その話を期待したらダメ。目のつけどろが同じくらいの感覚だ。キャッチーな感じとしては、この帯は秀逸。

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