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現在、映画公開中の鴨川ホルモー。映画は見に行けそうもないので・・・原作を読んだ。なかなか面白い！これを読むと意味もなく、ホルモーって叫んでみたくなる。ある意味、叫びやすい言葉なのかなー。ほんとに、無駄にホルモーって叫んでみたくなった。実際に叫んだら、変な人だろうけど。
それで、この鴨川ホルモー。読みやすいっていうか、話の展開が読めるところと読めないところがあって飽きさせないのがいい。ホルモー以外は、青春系のやつなんだけど。微妙な人間関係と、実際に、あるある、と思ってしまう人間関係。ま、人間だから仕方ないのだろうけど。結局、そういうものなんだろう。ホルモーの謎も全部が全部明かされている訳じゃないとか。なんでレーズンなの？とかね。無駄に儀式的なことが多いとか。馬鹿な行動とかもいい。そしてなにより、キャラが濃い。非常に濃い。なにか勘違いしまくってマゲにしているとか。馬鹿みたいに引きこもっているとか。本当にアホみたいだ。いや、アホじゃなくて、馬鹿か。面白かった
あ、人によっては映画が面白くて、原作はだめという人もいるみたいだ。表現の仕方がちがうので、どっちがいいともいえないだろう。映像効果を使える分だけ、映画のほうが有利なのかもしれないが、原作には原作の良さがあると思う。飽きさせずに、読ませてくるあたりとか中々よい。モノによっては中だるみで飽きてしまうからね。それに文章には文章の面白さがあるし。微妙なあたりを感じとってみるのもよい。
映画の方は市販化されたら、買って見ようかな。