読了:標本バカ

ずっと気になっていた「標本バカ」を読了した。買って一気読み。読みやすいし、標本づくりの話が面白い。特異な標本作成の世界が刺激的だった。イラストも面白くて楽しめた。

標本づくりも、いろいろなエピソードがあって面白い。骨格標本に剥製に、そういう使いみちというか、研究の仕方があるのか、という発見もあり。博物館で標本をみるときの見方もかわる、楽しみ方も増えた気がする。標本を収集する意味もわかった。こういうことは、面白そうな本になって、読まないとわからないものだ。科博には、何回も何回も行っているのだが、恐竜の化石や科学のところばかり見てしまうので。剥製のコーナーももっとじっくりと見てみようと思う。

それから、骨からの肉の除去は、自然のちからでやると思っていたら、科博は煮るのかと。本を読んでいるだけでも、大量の動物が運びこまれているわけで、その労力はすごすぎる。研究機関の地道な活動だ。動物園の死んだ動物たちの行き先もわかってよかった。貴重な動物たちだし、どうしているのかと思っていたけれど、しっかりと死後も活用されていることがわかってよかった。

本当に面白い本だった。

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