読了:問いの編集力

面白かった。問いを考えるための土台を耕す思考を促す本。考えるよりも、自分の知識の中やネット上にある答えを見つけてしまううちに、問いを疑問に思うことなく、処理してしまうと発想に偏りが出てしまう。それを崩すための本。新しいことに疑問をもって考えるための本かな。感受性がおちているときにも心を広げるためにもよさそうだ。

序盤にある「与えられた問いに首尾よく答え続けるうちに、自分の内側から湧き出る問いは「問うまでもないこと」として処理される。そうして、問いの芽吹きがおこる柔らかな領域にはいつしか固く蓋がされてしまう。」が思考の硬直をよく表していて、腑に落ちた。同じような仕事や作業をやっていると、この状態に陥りやすいので、本当に気をつけないといけない。一番つらいのは、この思考状態になったメンバーがいるときに、ふと疑問に思ったルーチンワークを指摘すると、めちゃくちゃ反発される、ということ。自分が固くなってもダメだし、まわりが固くてもダメだ。難しい。

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