読了:すぐそこにあるサイバーセキュリティーの罠

読了。手口としては、全部知っていた。よかった。手口を知っていたからと言って、引っかからないとは限らないのが悲しいところ。本にもあるが、本当に巧妙になっているので、騙される可能性は否定できない。

海外からの不在着信の謎というかカラクリはそういうことだったのか、という感じ。海外からのワン切りなので、詐欺か何かであることはわかっていたが、それで仕掛ける側はどう特をするのかは、わからなかった。なるほど、詐欺グループと通信会社の一部が繋がっている可能性があるのであれば、収益をあげる仕組みは納得できる。確定ではないにしても、納得できる理ではある。

それから、クラッカー集団というかサイバー攻撃もエコシステム化されていて、歯車として働く人はバーンアウト症候群になるというのも面白い。まぁ、ツールがやるわけなので、単純作業の繰り返しにもなれば、チャレンジングでもないし、普通は飽きるな。なにか使えそうな良いネタがあるかと思ったけれど、良くも悪くも大丈夫そうだ。マトリックスのネオみたいなイメージは昔はあったけれど、今はそういうこともない。穴があるかどうかでさえの確認もツールがやるわけで。一部の上級を除けば、ツールに使われるようなものだし。燃え尽きるのもわかる気がする。

他は、テレワークでVPNが狙われているのはわかっている。急造のVPNが多いので、そういうところは狙われやすい。アクセス元の端末を制限できていれば、そうでもないが。最近は、VPNでつないで、会社のデスクトップを操るタイプのリモートワークの仕組みが売り込まれているので、そういうタイプは侵入された終わりだろうな、というのはわかる。急造なものは、考慮している時間もなりなくなるので、大変だ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする