読了: グチ活会議

読了。グチには本音が含まれており、それを活用するというにのには同意。グチが出るうちは何らかの現状への期待があるというのもわかる。グチと悪口が紙一重というのも、そうかもしれない。一つの視点も得られたし、着眼点としても面白かった。問題点の洗い出し方法として面白かった。

しかし、その後のアプローチとしては、ちょっと賛同できず。グチに向いているベクトルを一体感の醸成と共に改善方向のベクトルにずらしている。悪いことではないのだけど、なにか違和感がある。上手く言い表せないが、たぶんこれが適用できる組織であれば、他の方法でも同じような結果にすることができるはずだ。グチに含まれる本音や原因の部分を解決するには組織のマネジメントとしてのテコ入れは必要なはずで現場レベルでのアプローチではどうしようもないことが多いのが日本の企業だ。本の中で事例として取り上げられるような営業の業績などの目に見えるものであれば効果は出るだろう。そういうものでなければ、グチを出し切った後のアプローチは、グチの中身に応じて、吟味し掘り下げて対策を考えて言ったほうがいいと思う。

問題の洗い出しの視点としては面白くてよかったと思う。

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