読了:未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために

読了。面白かった。脱領土化と再・領土化の話とか。自分のカタチを認識しなくても、いきていくことはできるけれど、未知に踏み出したとき(旅行でも勉強でもなんでも)、いままで見えていなかったことが急に見えることがあるし、気がつくこともある。そういう気づきは大事。

他にも、言葉は、機械と違って有機的という話。今年の大河ドラマで、「言葉は刃物ぞ。気をつけて使え」という名言もあったが、言葉にはカタチがないから、隙間からにゅるにゅると身体に入ってくる。それで、中に残りつづけるから厄介。力になるものもあれば、行動を邪魔するものもある。有機的で厄介だ。わかりあえるかどうかは別にして、うけてのカタチに合えばよいし、カタチがずれれば、わかりあえないのだろう。発話までのその人の「プロセス」次第で変わるし、発話は戻せないので、文章見たいに、途中で消して書き直しもできないのだから難しい。書いた文にしても、Twitterなどはコンテキストなき短文が一人歩きするわけだし、解釈は様々でなんとも難しい。

何がいいたいかわからなくなってきたが、「未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために」を読んで、いろいろと感じる、考えることがある。人によって感じることは違うから、面白いと思うので読むといいと思う。

あと、本の内容とは関係ないけれど、本の表紙のデザインがシンプルで綺麗だ。フォントと余白の使い方が好きだ。

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