コクリコ坂から

今日は雪ということもあり、先週、録画した「コクリコ坂から」をみた。ジブリ作品だけど、ロードショーのときはイマイチ盛り上がりが少なかった作品で今回がみるのも始めてだった。レンタルショップにも並んでいたけれど、ワクワクする冒険ものじゃないので避けていた。

始めて「コクリコ坂から」を見たが、悪くない。いろいろと評判が悪かったような気がするが、原作があるということもありストーリーもちゃんとしているし、生き生きとした人間模様がある。カルチエ・ラタンを巡る論争や学生のやり取りがいい。昭和という時代の流れなんだろうけど、自己主張だったり、学生活動の活発さが見ていて楽しい。論争のときに文学的な哲学的な引用もいい。コクリコ坂は面白く、みたら好きになった。

コクリコ坂の欠点もいろいろとある。声優さんが微妙・・・。もっと表現のいい、今流行でない声優さんを使えばもっとよかったはず。セリフはいいのに、声による表現がイマイチな気がする。ちゃんとした表現をできる人を使ったなら、もっといい作品だったのに。あとは作品のターゲットが微妙。子ども向けでもないし、アニメ好きな層でもない。どちらかというと、映画がすきな層をターゲットにしているような。王道的なものは感じるし、いい作品だけど、今の日本で受けそうな感じはしない。ライトなジャパニメーションではなく、ちゃんとしたもの。外国のアニメファンに受けるのかも。

コクリコ坂、いいと思うんだけどな。いろいろと環境が悪いのかもね。

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