平和祈念公園〜浦上天主堂(長崎その3)

長崎平和祈念像を見に平和記念公園へ行ってきた。路面電車の駅から近くて行きやすい場所なので、市街地という実感がわく。この場所は、昔は刑務所ということもあり、丘の上ある。目の前の大きな道路からは、広めの公園入り口があるだけで、物々しさは無かった。

平和祈念像

歴史の教科書でも見る像はどっしりとそこにあった。馬鹿でかいものを想像していたが、思ったよりも小さかった。一部を除いては、痕跡はほぼ無い。今は平和というくらいだ。

これは爆心地に移された被爆した教会の柱。像が焼け焦げていたりとなんだか生々しい。移設してきたのもあるのだろうが、場への不釣り合い感が異様な様を感じる。そして、平和記念公園と爆心地のあたりはなんだか変な感じだ。空気が重いというか気分が悪いというか、あまり留まりたくはない感覚。

浦上天主堂 崩れ落ちた鐘楼

爆風で崩れ落ちた教会の一部。これは、落ちた場所に補強された状態で、保存されている。

浦上天主堂

オレンジ色の建物がきれいな浦上天主堂。中は撮影禁止だけど、一番端っこだけだが、見学することができる。中は薄暗いが、ステンドグラスのカラフルな影が協会の中に映される。それがとても綺麗。神秘的な雰囲気も醸し出す。教会は、こういう神秘的な空間を作り出す大きな装置なのかもしれないと思わせる建物だった。あと、被曝し焼け焦げたマリア像がなんともいえない悲壮なオーラを放っていたのが印象的。

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