
今回の特集のリファクタリング、ファイルシステムも面白かった。
やろうとして実行していないリファクタリングをやるのかやらないのか、その参考になった。あとリファクタリングと称してやってはいけないパターンも。意見のすれ違いのパターンで、「構造を変える大規模作業」をイメージされてしまうことがあるので、なかなかできなかったりする。振る舞いを変えずに、可読性をあげるためのコメントをつけたり、改行を入れたりするリファクタリングはやっておいたほうが良さそう。あとは、パフォーマンス改善をリファクタリングと言わないあたりかな。「コードの変更容易性と性能効率性(パフォーマンス)はトレードオフの関係にあります」を忘れないようにしないと。
昔、ちゃんと勉強した気がするけれど、それっきりで20年くらい意識していなかったかも。inodeの数やディスクをフォーマットするときに、NTFSやext4を選ぶ、zfsにしてみるか、とかくらいしか意識していなかったかも。AppleもHFS+からAPFSにしていたっけ、意識しなくてもいいあたりはいいことなんだが。コンテナ技術のあたり使わないので、OverlayFSは知らなかった。というか、コンテナがつかうファイルシステムは気にしたこともなかった。読んでよかった。
あと2038年問題の話もよかった。あと13年なわけで、どのくらい影響が出るだろうか。今の環境だと、そこまで気にしなくてもよさそうな気はするが、環境が変わるとどうなっているだろうか。13年後がドキドキでもあり、楽しみでもある。古いシステムが残り続けていると影響はでることだけは間違いないけれど。
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