Microsoft Azure: クラウド でリソース不足からサービスが制限されているという話

海外のサイトで「Microsoft Azure: クラウド コンピューティング サービス」でのリソース不足から、新規の契約や新しいリソース割り当てを制限していると報じていた。(元ネタは、Twitterで見たツィート)

https://www.theregister.com/2022/07/04/azure_capacity_issues/

要約すると、

  • Azureクラウドのリージョンの一部で、リソース制限が発生している。
  • 少なくとも英国のリージョンでは制限が発生している。
  • 夜中などの利用が少ないときに、サーバをシャットダウンしまうと、朝になって負荷が増えたときにサーバを起動できないことがある。
  • マイクロソフトは、ウクライナ戦争に関連して、サイバー攻撃対策に力を入れている(お金もリソースもかかかる)
  • 半導体不足により、サーバなどを増やしたくても増やしにくい。

という状態とのこと。

クラウド環境の利用と供給が崩れてきており、クラウドサービスが需要を満たすことができなくなりつつあるようです。米国やアジアのリージョンでも需要と供給のバランスが崩れてきているようだ。

サーバもネットワーク機器も、軒並み伸びていて、モノの調達がとても不安定。ネットワーク機器は、深刻で納期が半年~2年とかになっている。サーバもパーツ不足から、納期が延びている。この状況は、一般の会社も、大手の会社も同じような状況。新規で購入しようとしても、買えないので、クラウドサービスの需要が増えている感じ。ただ、モノが買えないのは、クラウドベンダーも同じなので、需要に対して、クラウドサービスの設備増強が追いついていかない状況。規模をどんどん拡大させていくことにより、それをカバーしていたが、COVID-19とウクライナ戦争により、世界の物流に影響が出てしまったことにより、規模の拡大をやりたくても、やれない状況に。この先、1年か、数年か、は同じ傾向がつづくと思われる。

クラウドがダメならば、オンプレミス(自分でサーバなどを買ってきて構築)ということ考えられますが、サーバやネットワーク機器が買えないので、これも難しい。

他のクラウドサービスを利用するとしても、移行するのも大変だし、コストもかかるので、それもつらい。Azureで、リソース制限をしないといけない状況だとすると、AWSでも、Google Cloudでも、同じような状況になる可能性はあるわけだ。なので、サービスの乗り換えでなんとかなるとも思えない。

そのうち、クラウドは電気代などの高騰から、そのうちサービス料金の値上げになるのではないかと。値上げして利用が減ると、たくさん利用するところにクラウドのリソースを割り当てられるので、クラウド業者には、そんなにデメリットはない。むしろ今は、AWS、Google Cloud、Azureで価格競争していたので、安すぎるくらいだし。

結局、何が勝つか?というと、実はオンプレでシステムを維持しているところで、余剰リソースがあるところなんじゃないかと思う。世界では、クラウドからオンプレ回帰の潮流が数年前からあるので(これはクラウドだと要求される処理速度を出すことができないので、自前でやった方がいいとオンプレに戻るサービスが出てきている)。日本は、まだクラウドリフトが流行りだが、クラウドを利用しない方がいいんじゃないだろうか。

Interop Tokyo 22のShow Netで感じたこと

先週行ってきたInterop Tokyo 22のShow Netの歩き方を見ていて、感じたこと。

ラックの中で使っているスペースで判断してはいけないのだが、Huawei(華為)の機器が多い。Ciscoとかの機器がないわけではないのだが、Huaweiの機器があっちこっちに入っている。それだけ日本での売り込みに力を入れているということなのだろう。

ただ、地政学リスクなどを考えると、企業側は導入してしまってもよいのだろうか。Show Netにより相互接続性(インターオペラビリティ)は確保されていることが実証されてはいる。バックドア問題が今後ないとは言えないわけで。それよりも、国策としての禁止はあり得そうなわけで。無視できないところまでシェアを広げるのか、それとも・・・か。笑って済ませられるような世界情勢でもなくなってきたので、気になる。

iPod シリーズが販売終了とのこと

iPod シリーズで最後に販売しているiPod Touchが販売終了する。これにより、iPodシリーズが終了してしまう。

https://www.apple.com/newsroom/2022/05/the-music-lives-on/

思えば、初代のiPodを買ってから、シャッフルを経て、iPhone3GSからずっとiPhoneシリーズで音楽を聞いている。ほんと、お世話になった。ずっとiTunes(原因Music)に音楽プレーヤーを囲われているわけだけど。

一つの時代が終わってしまったようで寂しい。この先は、音楽専用プレーヤーは、Walkmanがいいのだろうな。前から欲しかったし、買うかな。

それから、iPod Touchといえば、POSシステムで使っているところが結構ある。これらの乗り換えはどうなるんだろうか。在庫をまとめ買い?それとも、SIMフリーなiPhone SEか?音楽プレーヤー以外のところの需要が多いだけに気になるところ。

そろそろWindowsではSMB1.0でのアクセスが完全に廃止されそうだ

Microsoftが、WindowsでのSMB1.0のサポート廃止が最終段階に入ったと発表したとのこと。

「SMB 1.0」サポート廃止は最終段階 ~プレビュー版Windows 11 Homeで既定無効にhttps://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1404113.html

Windows10 Proでは、機能追加でSMB1.0のClientを追加インストールしないと使えなかったが、Homeエディションでは、まだデフォルトでSMB1.0が使えていたようだ。このHomeエディションで、追加インストール必要なものになるとのこと。ここまでくると、あと1年後くらいにはSMB1.0インストール用のバイナリも提供されなくなりそうだ。

SMB1.0が使えなくなるとどうなるか。古いWindowsの共有にアクセスできなくなったり、古いNASの共有にアクセスできなくなる。あとは、AD側でSMB1.0サポートがなくなると、古いWindowsからADの管理共有などへのアクセスができなくなるなどの影響があると思われる。古いWindows(Windows XPとかWindows Server 2003など)が残っている場合には注意しておく必要あり。

Mac Studioはいいけど、ちょっと高い

新しく発表されたMac Studioは性能はいいのだけど、ちょっと高い。Mac miniとMac Proの間の製品という位置付けだから、そういうものなんだろうけど。いろいろと物価が上がっているから、そのくらいの価格になるのだろうけれど。いつかはフルスペックのものを買って使ってみたいが無理だなぁ。

Mac Studioほしいけれど、買えない。そろそろ、Mac miniかMacbook Airが新しくならないかな。お手頃な価格で。

無料のOffice Onlineは商用利用できないことが書いてあるページ

無料のMicrosoftアカウントで使えるOffice Onlineやスマホ用のアプリでは、商用利用(ビジネス利用)ができない。これは覚えているのだが、いつも根拠となるMicrosoftのページを見失って、毎回調べているのでメモ。

一般消費者向け Office および 一般消費者向け Office 関連製品の商用利用権について
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/commercial-use-office.aspx

※無料のWord OnlineやExcel Onlineも商用利用できない。
※教育機関向けのアカデミックライセンスも商用利用できない。

Google検索のキーワードが悪いのか、このMicrosoftのページが一番上に出てこない。

Google WorkspaceのGoogle Driveの不適切コンテンツの検査が開始された

Googleが企業向けGoogle WorkspaceのGoogle Drive上(共有ドライブも)にあるコンテンツのポリシー監査を行い、不適切コンテンツが制限される

https://workspaceupdates-ja.googleblog.com/2021/12/google_21.html

これにより、制限が適用されたファイルの名前の横にはフラグが表示され、共有ができなくなるほか、一般公開(共有)も停止されるようなった。一般公開(共有)が停止されると、リンクを知っているユーザーもそのファイルにアクセスできなくなる。この状態になったファイルのオーナーには、違反の詳細と、審査をリクエストする方法が記載されたメールが届く。不適切コンテンツではない場合は、審査のリクエストを行って、ファイルの回復処理が必要とのこと。

Googleのポリシーを見ると、Google Drive上にあるファイルで、下記のようなものが対象になる。(https://support.google.com/docs/answer/148505)

  • 児童の性的虐待と搾取
  • 危険行為、違法行為
  • ハラスメント、いじめ、脅迫
  • 悪意のある表現
  • なりすましと不実表示
  • マルウェアおよび同様の悪質なコンテンツ

などなど。

Googleなので、機械的に検査されていくはずなので、日本語の場合、ヘイト的な内容の解釈によっては検査にかかる可能性は否定できない。

この手の規制は、コンテンツプロバイダの仕事なのでやることはわかるのだが、公開されているウェブの書き込み内容でもなく、企業向けのストレージも対象なのは恐ろしい。クラウドサービス(クラウドストレージ)を利用する以上は、諦めて従うしかないのだが。そのうち、オンプレミス回帰や重要なデータは、オフラインで手渡しのような形に戻るのではないかと考えてしまう。

Log4Jの脆弱性はNHKニュースでも取り上げられたのね。

Log4Jの脆弱性(Log4Shell)は、NHKニュースのおはよう日本で取り上げられたようだ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211214/k10013387051000.html

これをみて、慌てて指示を出す会社の上層部とか多そうだ。日頃は関心のない層がみることで、いい方向で変わるといいのだけど。逆に現場をせめて、愛想つかされて、技術者が退職するというパターンもありえそうだが。

VS Codeの困ったところ

プレーンテキストモードにしてあるのに、テキスト消したりしているうちに、勝手に、”ini”とか”Docker”とかにモードが変わってること。急に色が変わったり、別のプラグインを追加しようとしてくるので、作業が止まる。明示的に選択したんだから、そのままでいてほしい。

対策として、VS Codeのエディタの言語の自動検出をオフにしてみた。

1.VS Codeで設定を開く。

2.「ワークベンチ」の「エディタ」にある「Workbench > Editor:Language Detection」を探し、チェックを外す(オフにする)。非常に探しにくいので、検索で、「Language Detection」を探したほうが早い。

これで解消されるか、しばらく様子見する。

Windows11のGrooveミュージックがMedia Playerに統合される

Windows10からある音楽再生アプリのGrooveミュージックが、Windows11では新しいMedia Playerに統合されるとのこと。

https://japanese.engadget.com/media-player-080524159.html

個人的には、Grooveミュージックでの音楽管理はシンプルで気にいっていたので、なくなるのは残念だ。Grooveミュージックというアプリ名も気に入っていたので。

新しいMedia Playerをみると、インターフェース的にはスッキリとしていて、シンプルで良さそうだ。あとは、動画の再生や管理のところがどうなるのかが気になるところ。PC間のデータ移行でも、シンプルにフォルダだけの移行で済むのならば、それでいいのだが。使ってみないことには、わからないけれど。