読了した。短期的な利益を求めるのではなく、長期的な理念に基づいた目標をたてろ、世の中の短期的なトレンドに左右されず、貫け、ということ。シンプルだけど、難しいことだ。ある程度の地盤がないと、長期的な目線は作れないし、長期的な先を見据えたとしても足元を救われることもある。株式会社で大株主が別だと、そうなるだろうし。できる、できない、は別にして、面白い本であった。
掲載されている事例はどれも面白かった。ある意味、ワンマン経営だったからこそできた事例なのかもしれない。失敗はサイエンスだが、成功はアート、というのもそうかもしれない。なかなか理解されないし、成功するまではイロモノ扱いだろうし。見る視点は変わってくるし、変なことをやっている会社を見る目もかわってくる。そういうところに、ヒントがあるのかも、と思えてくる。