クリプトスペルズのこと。

昨年から、クリプトスペルズ(以下、クリスペ)をやっている。ここのところ、運営の方針とユーザの価値観の間でいろいろと騒がれているので、思うことを書いてみる。

Twitterのタイムラインに流れてくるものを見ていると、主に新しい強いカードを乱発しているので、古いというかちょっと前のカードの価値(価値は強さと資産性)が下がっていることに対する反発だ。他にも運営に対する不満などがあるが、個人的な解釈だとカードの価値が中心にいる感じだ。

発行されて販売されるカードはNFTの資産性があると言われているので、新しく強いカードが発行されて、価値が下がってしまうと不満が出るのもわかる。ゲームとしてではなく、資産として見ればだ。ゲームをやっているだけならば、あまり困らない気がする。もともとカード資産を持っているユーザ層からすると、勝てるカードではなくなるので、きついとは思うが、それでもカードは保有しているので、そこらのユーザよりも強い。新参者が新しく発行されたカードを集めれば太刀打ちできそうなデッキを組めるだろうけど。そんなに熱意あるユーザがどれだけいるのかはわからない。ユーザ数は増えているが、転売ヤーやTwitter経由でのエアドロップ用のアカウントだったりしないだろうか。フリーで対戦していても、ユーザ数が増えている感じはしないからだ。じゃあ、定額で販売されているカードは誰のところにあるのだろうか、という疑問もでる。なんだかんで、古参のプレイヤーや転売ヤーが多いのではないかと。転売が多いのは、magiで空売りチックな値段の釣り上がりも牽引している気がする。

古い強いカードと、新しくてアホみたいに強いカードのどっちが正しいか、どっちがよいのかはわからない。マジック・ザ・ギャザリングを昔やっていた自分としては、アホみたいに強いカードはあるけれど、新しく出たカードで、禁止カードも多かった。というか、よく禁止カードや制限カードになっていた印象がある。まだ何枚も死蔵しているけれど。なので、新しくて強いカード自体は悪くない。枚数制限したりして、ガバナンスを効かせることもできるだろう。まぁ、デッキ枚数が少なくて、同一カード2枚までのクリスペだと、1枚制限だけじゃ駄目なのかもしれないけれど。レジェンドカードじゃなければ、1枚くらい強いカードがあったところで、運ゲーにしかならない。万全に調整されたデッキには勝てない。ウシャが1枚だけじゃきついのだ。ウシャ1枚あるだけでも、勝率が上がることも事実ではあるが。それだけじゃ上位には行けない。それなりにカード資産は必要だし、デッキを組むセンスも要求される。デッキのレシピが公開されても、作れなければ意味がない。カードセールの乱発は気になるが、買えないので気にしても仕方ない。

まったく課金していなくて、エアドロップのカードと、なんとかSPLをためてゲットしたウシャしかない自分がいうのもなんだが、楽しくフリーでプレイできればいい。シルバーをうまく採掘できれば、強化できるかもしれないし、約に立たないかもしれない。初めて採掘した次郎は駄目次郎だった。マジック・ザ・ギャザリングのようにレギュレーションをうまく分けていけばいいんじゃないかと。ユーザ数が増えて、盛り上がれば、NFTとして発行される枚数制限のあるゴールドカードはそれなりに資産性はあるだろうし。Play to Earnを意識しすぎるとゲームじゃないところで揉めるから、ほどほどがいい。Earnはないけれど、個人的には楽しくカードゲームできているのでよし。ただし、ストレスフルな負け方もするので、そこが辛い。無課金だと割り切って耐えるのみ。ゲームだけで評価できればいいのだろうけど、営利活動である以上はなにか波乱は起きる。数年くらい経って生き残っていれば、成功とも言える。サービスが消えていたら、そういうことだ(残念なことだ)。

使われることはないと思うけれど、クリスペの招待コードは「W2HM」です。

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