GoToWebinarを使ってみた(参加する側)

この前、参加したウェビナーは「GoToWebinar」というシステムを使っていた。聞きなれないものだったので、メモしておく。

  • GoToWebinarは、LogMeInというウェブ会議システムのウェビナー専用ツール。
  • ブラウザだけでは完結しない専用のツールをインストールするタイプ。なので、時間ちかくに入ろうとすると、インストールに時間がかかって時間通りに参加できない。
  • ウェビナーをうけているときの、このツールのコントロールパネルの場所がわかりにくい。
  • コントロールパネルが見つからないと、質問チャットが送れない。
  • ウェビナーなので、一方的にみているだけなのに、手軽な感じがしない。
  • CPUの使用率は、他のウェブ会議システム(Google Meet)などとあまり変わらない。第7世代Core i5のモバイルCPUで、30%くらい。
  • このシステムにアンケートは付いていないが、終了時に、ブラウザで特定のページを表示できる(アンケートページが開いた)。
  • LogMeInは、2019年のガートナーのマジッククアドラントで、ギリギリ、リーダー枠には入っているが他のツールとはかなりの差がある。

https://www.gotomeeting.com/webinar

普通に考えて、他のツールの方が良い。

Google Meetが16ユーザまでタイル表示できるようになって快適

Google Meet(名前が変わる前は、Google Hangouts Meet)で、Zoomなどのように、タイル表示で表示できるユーザ数が増えた。16ユーザまで増えたので、ミーティングするときは快適になった。ただ、同時に表示するビデオの数が増えたので、PC側にかかる負荷は上がった。その場合は、ビデオの受信をOFFにすれば、音声だけになるので、軽くなる。標準機能なので、アドオンを入れなくて使えるのがよい。

あと、Chromeの別のタブで再生されるビデオの共有のスムーズさ(というか早さ)の向上も機能追加されている。たまたま試す機会があったのだけど、快適に動画の再生が共有されたのでびっくりした。ウェブ会議中にムービーを再生して見せることができるのでいい感じだ。

あとは、Google Meetにバーチャル背景の機能を追加してくれれば、かなり便利になると思う。少なくとも、Zoomなどとの机上のスペック差はなくなるので。

COVID-19の副次的な影響として、リモートワーク、リモートミーティングの重要度が増した。マイクロソフトのTeamsもGoogle Meetも、どんどん進化してきているので、この調子で、機能アップしてほしい。あとできれば、JamboardアプリもMeetから使いやすくなってくれたらいいのだけど。

脱クラウドへの動き

脱クラウドというか、オンプレミスへの回帰の動きが欧米ではある。英語での表記だと「Cloud Repatriation」。クラウドへの移行が進んで、結局パフォーマンスなどの問題やコントロールの問題から、一部はオンプレミスに戻している企業がある。

一方、日本はDXへの流れとして、クラウド化への流れが主流。欧米は、一周まわって、パフォーマンスなどが求められるものは、オンプレミスという潮流の中で、なんでもかんでもクラウド推進の流れがある。これは、基幹システムや重要システムは、無理にクラウドにもっていかない方がいい。適材適所という意味で、ハイブリッドクラウドによる棲み分けがよい。

Cloud Repatriation – to Migrate Back or Not?
https://blog.westerndigital.com/cloud-repatriation/

Cloud Repatriation Accelerates in a Multicloud World
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=US44185818

「我が国のサイバーセキュリティ強化にむけ速やかに取り組むべき事項」を読んで。

東京オリンピックにむけて、サイバーセキュリティタスクフォースが出した提言「我が国のサイバーセキュリティ強化に向け速やかに取り組むべき事項」を読んでみた。緊急というくらいなので、どのくらいのことがかかれているのか。

「我が国のサイバーセキュリティ強化に向け速やかに 取り組むべき事項[緊急提言]」の公表

https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02cyber01_04000001_00093.html

解釈して、簡単にまとめると・・・

  • この提言の先は、総務省が主体。
  • 民間に対して、具体的かつ直接的な何かがかかわれているわけではない。(いつもの政府系の書類らしいつくり)
  • 総務省に求めていることの裏には、民間で対策すべきことがある。
  • IoT機器のセキュリティ対策をすべし。
  • サイバーセキュリティ人材の育成、サイバー攻撃の防御の演習をすべし。
  • サイバー攻撃に対する情報共有や情報取得を行うべし。
  • 公衆無線LANのセキュリティ対策と、怪しい無線LANにはつなげない、公衆無線LANでも接続した先の通信は暗号化するなどの対策をすべし。
  • (制度についてもふれられているが、政府の取り組みなので特になし)

具体策などはなく、基本的なことがかかれている。緊急提言として、基本的なことをがかかれているということは、それだけ、この基本的なことができていないという解釈もできる。奇をてらうことはなく、着実なセキュリティ対策が一番効果的ということだ。

日経SYSTEMSが休刊していた

「日経SYSTEMS」休刊のお知らせ
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/sys/18/032700026/091000020/

会社で定期購読していて、2月号が並ばないな、と思っていたら、2020年1月号を最後に日経SYSTEMSが休刊していた。また一つ、コンピュータの雑誌が消えた。

日経コンピュータと記事がかぶっているところがあったりはしたけれど、それなりに情報リソースとしては有益だった。特に別の人に対して、何か説明するときには、日経SYSTEMSの記事でも書かれている、という使い方ができただけに休刊は残念。情報収集のために、xTECHの有料会員にならざるを得ないかもしれない。xTECHのサイトだと、まとめて読むとかはつらいからなぁ、それにいろいろと開いているうちに、時間を浪費するしなぁ。はぁ。

ASUS ゲーミングモニタVL278Hの感想

Mac miniのモニタとして使っていたテレビが壊れて、完全に画面がつかなくなってしまったので、新しくPC用のモニタを買った。その使用感をまとめておく。

購入したのは、ASUSの27インチのゲーミングモニタ(VL278H)だ。選んだ理由は、Amazon上で価格が安いこと、PS3も接続するので2系統のHDMI入力がついていること、画面の描画が早いことだ。これ、フレームレスのモニタなのだが、PS3とMac miniを繋げると、Mac mini上でアンダースキャンが行われてしまい、全画面を使用してくれない。たぶん、前のモニタで端がかけるので、アンダースキャンしていた影響だとは思うのだが、アンダースキャンの設定が表示されないので修正できない。画面の映りについては、特に問題なし。フルHD画質ということもあり、文字もくっきりと見える。発色も悪くない。

しかし、性能としてイマイチなのは、組み立ててみると、モニタを支えているアームが歪んでいるのか右側が数ミリ下がっている。27インチモニタなので、どうしても、左側よりも右側が下がるのが気になってしまう。モニタの本体で傾き補正できるわけでもないので、下がりっぱなしだ。安いからではなく、ASUSだから作りが甘いとしかいいようがない(けちらずにiiyamaにしておけばよかった)。それから、3W+3Wのスピーカーがついているとのことだが、音質がよくない。スピーカーの性能ははっきりといってよくない。ゲームするなら、ヘッドホンをつけるだろう、と言われている気がする。音もそんなに大きくないので、本当に3W+3Wのスピーカーなのかと思う。ある程度の音がほしいなら、このモニタは失敗だ。そもそもPC用のモニタだから、いい音がよいのならフルHDの液晶テレビを買った方が早いと思った。テレビを流用していたのは、意外と利にかなっていたと今ごろになって気がつかされる。

対して満足はできなかったが、ブログを書いたりする分には十分かつ安かったので、評価として悪くはない。

情報セキュリティ10大脅威 2020が発表された

情報セキュリティ10大脅威 2020

https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2020.html

一年たつと、トレンドが変わるものだ。個人のほうは、結構変わっていた。上位がだいたい金が絡むものばかりに。なんというか、7位の誹謗中傷以外は、ほぼ金(詐欺など)にかかわる。個人情報を取られると、そのままクレジットカードやスマホ決裁の悪用につながりそうだし。企業向けは概ねトレンドとしてはかわらずという印象だ。6位の予期せぬIT基盤の停止~~は、BCP対策。福岡のDC障害やクラウドサービスの停止など・・・そこらへんが気にされているのだろう。今年は、企業においてBCPがまた注目される一年になるかもしれない。

「スクショマネー」を試してみたが・・・

iPhoneのホーム画面のスクリーンショットを買い取るサービスが始まったというので、さっそく試してみた。

iPhoneのホーム画面撮影で300円、「スクショマネー」公開
https://japanese.engadget.com/jp-2020-01-08-iphone-300.html

アプリをダウンロードして、起動して、SMS認証が必要というので、認証した。

iPhoneのホーム画面なら、何枚目でもよいとのことなので、主に使う画面のスクリーンショットを取得した。「スクショマネー」の画像買取から、スクショを指定して、注意書きを読んで、応募した。そして、「買取エントリーの上限に達しています」と、ここで表示され、終了した。最後の最後まで行って、買取されずに終わるとは、UXとしては最悪だ。画像を選ぶ前に、教えてくれればよいのに。あと、画像を選択したときの画面がiPhone8で重なっていたり、切れていたり、ちょっとお粗末。まぁ、見た目の部分は、まぁ、妥協でいいのかもしれないけど。

スクリーンショット1枚で、300円だから、1万人が応募して、300万円の出費。まぁ、簡単に財源が尽きるのもわからなくはない。