
捨てる(廃棄)か、買い取りか、で比較検討したときに、捨てる方がなんだかんで安かった。そんな疑問から、読んでみた。リユースビジネスのポイント的なところはわかった。
捨てる方は、資源還元の処理がメインなので、どうしてもコストが安い。処理も決まっているので、大量に処理している業者ならば、それなりに安くなっていく。リユースの方は、再販売することから丁寧な処理が必要になり、人手もかかる。再販するときの販売価格が、仕入れ価格(買い取り価格)、処理の人件費だけど、コンピュータなどの機器の場合はデータ消去の証明などが必要になるものだと、そういうコストがかかる。再販が前提になると、人手での作業がかさむので、高くつく。そうすると、いろいろな処理を依頼する費用から買い取り分の価格を相殺したとしても、買い取り価格が低いと高くつく。古い機器だと買取価格が低いので、単純に廃棄するコストよりも、買い取り+証明などの処理費用のほうが高くなる。ほぼ価値のない機器やモノの場合は、捨てる方が安くなるわけだ。
ちなみに、リユースをビジネスとして扱うならば、査定の自動化(もしくは半自動化)で査定スピードをあげていかないとダメだろう。査定と販売価格がキモなので。自社ブランドのリユースや再販だったとしても、修復などの処理のこともあるので、低コスト化は必須。販売価格よりも上振れするようなものであれば、別だけど。
なんだかんだで中古でも売れるものや希少価値のあるものならば、リユースされるけれど、そうじゃないものは捨てる方がいいわけだ。いろいろと知ることができたのでよかった。
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