ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術

ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)
佐々木 俊尚

宝島社 2010-01-09
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ネットを使ったセルフブランディングの本。

ネットを使って、転職活動を薦める本ではなく、転職活動の際に企業担当者からサーチされ自分というブランドを知ってもらうためのブランディング戦略が書かれている。どのようにセルフブランディングをするかや、何を書いていくかのヒントが載っている。あとは、いかにサーチにかかるようにするか(SEO対策)などもある。自分という個人をどうやってうりこんでいくのか、もしくはどうやって知ってもらうか、ということに対して事例を上げて説明しているのでセルフブランディングに対して、イメージはつきやすいと思う。

共感できるのは、「純粋に得意領域の情報を出そう」というところ。見栄を張って、得意でもないことを書くよりも、自分の得意なところを自然体で書いていくことを奨めている。その際に、どういったことをしてはいけないのかなど、陥りやすい落とし穴の回避策もあり良い。

「サイトを立ち上げていても、金儲けや人脈目当ての情 報発信をしている人は、アフェリエイトの量や、記事 の内容を読めばすぐにわかるもの。それでは誰も声を かえてはこないどころか、毛嫌いすらされてしまう。 インターネットで情報配信する際には、なにも求めず に純粋に専門性を伝えることが大事なのだ。」

ここも共感できる。いかにも怪しいというサイトやブログが結構あり、他の人も同じような見方をしているのだな、と感じられてよかった。まぁ、そういうサイトにだまされてしまう人も多いとは思うが、そういうのは仕方がない。問題は自分のコンテンツや今までやってきたコンテクストに対して、気がついてもらえるかということだ。この本をさらっと流し読みをして、ヒントをつかめれば十分といったところだな。

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