読了:Web Designing 2023年8月号

ノーコードツールについてのアレコレがあって面白かった。ウェブサイト用のノーコードツールから、ECサイトのノーコード、アプリ作成用のノーコードツールの3つ。使い所や注意点があり、役立つ。

興味深いのは、マーケティングツールの変化によりウェブサイトの重要性が相対的に低下してきていること、ノーコードツールの普及によりウェブサイトのデザインのコモディティ化だ。それによりウェブ制作会社の提供価値が低下するので、ウェブ制作会社の提供領域は単なるウェブサイトのデザインや制作から脱却して、もっと上位のウェブサイトだけでなく、コンセプトのデザインや企業の露出戦略まで広げていかないと生き残れないというあたり。そこまで広げるとウェブデザインの会社ではなく、対外的な露出のコンサルティング会社であること。そういう風に領域を拡張していかないと、生き残れない、という示唆は、その通りだと思う。ちょっとしたデザイン変更で、すごく時間がかかるのならば、ノーコードツールのStudioやCMSのWordpressで頑張った方がスピーディーだし、コストも低くてすむ。そうなると、言われたようにやるだけのウェブ制作会社の意味は、ほぼなくなってしまうから。

それから、簡易アプリの試作はノーコードツールで良い、というのも、これからのトレンドになっていくのだろう。あとは適材適所でノーコードツールの選定が重要になってくる。その知見というのは、これから先は必要になってきている感じがする。面白い特集だった。

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