読了:WIRED Vol.45

面白かった。テーマの「○○○○ AS A TOOL」に沿って、いろいろなツールが4つの視点で分類されて紹介されていた。「ノマディクス/遊牧」「シェルター」「コミュニケーション」「ウィズダム/知恵」の4つだ。

WIREDの中でも語られている下記の部分は、その通りだと思う。単純化したとしても、世の中は物流なども含めて複雑なので、自分がシンプルだったとしても、まわりはそんなことはない。その中で何を選ぶか、ということ。

ものをもたないノマドライフが結局は高度に発展した産業社会のシステムに依存しているように(環境負荷を外部に押し付けている点で典型的な「オランダの誤謬(ごびゅう)」だ)、脱炭素もヴィーガンもDAO(分散型自立組織)も、一見シンプルに見える解決策ほど裏には絶望的なほどに絡み合った複雑なシステムが控えている。シンプルな生活は簡単ではないし、シンプルですらない。人間が常に新しい道具を必要とするのはそのためだ。
〜〜〜略〜〜〜
いま人類が手にしている道具、Webやインターネット、衣食住のシステムと都市のデザイン、さらにはSFによる未来への想像力まで、あらゆるツールに身を開き、その可能性を引き出そうとするとき、絶望的にも思える気候危機の時代をポジティブに読み替えることができるはずだ。なぜなら「as a Tool」という戦略こそが、いまぼくたちが手にしているツールにほかならないのだから。

WIRED Vol.45 P.007

それから、流行り物でも物欲に従うわけでもない、フラットなカタチでのカタログはいろいろな再発見をさせてくれた。このようなツールもあるのかと思うとワクワクする。こんなツールもいいな、と思う一方で、ほしいものはやっぱり普段から欲しいものだという現実。「ウィズダム」のツールは、モノではなく、知識だったりもするので、面白い。こういう知識が役に立つのでは?という視点はよい。

見ていてほしくなったもの。シマノのオールラウンダーのコンパクトロッド、ワールドシャウラ ドリームツアーエディション。なかなか高い・・・。

それから生分解性のワーム。結局、釣りから離れられない。WIREDで紹介されていたのは、ECOGEARのワームだが、マルキューのパワーイソメも生分解性だから、ある意味、変わらないか。

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