読了:融けるロボット――テクノロジーを活かして心地よいくらしを共につくる13の視点

「ロボットの魔力」の話や「ロボット・トランスフォーメーション(RX)」の話はよい。どうしても、導入するというところに目がいってしまう。ドラえもんやコロ助のようにある程度、動いてくれるわけでもないけれど、そのイメージが強いのでAIで勝手に動いてもらえると思ってしまう。導入すれば、なんとかなるみたいな、そんなイメージに強く心が惹かれてしまう。実際にはそんなことがないのに。猫型の配膳ロボのような、場に溶け込むようなロボットのほうがいい。そういうことを考えさせられるいい本だった。

あと、「コレジャナイ」という実際の事例もあり、よかった。本当に必要なものは、そんな高度なものじゃなくていい、ということ。ほんのちょっとのサポートができるシンプルなもので良かったりする。それはロボットに限らず、ソフトウェアでも同じなわけだ。そういうPoC死しないようにする話とか、いろいろとよかった。

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