vCloud Airの日本国内データセンターの提供終了。

基幹システムなどの移行事例が増えていたvCloud Airだが、
VMwareの方針転換に伴い、提供が終了するとのこと。
閉鎖は、来年(2017年)の3月31日なので、あと1年足らずで閉鎖だ。
閉鎖的に自由に使えて、オンプレミスのvSphere環境とほぼ同じなので、
使い勝手が良さそうで注意して情報収集していたサービス。
基幹システムを始めとして、マルッと持っていけそうだっただけに、
サービスの提供終了は残念。

ソフトバンクなどが受け皿となるサービス(vSphere環境)を用意しているようなので、
実質的には、契約先が変わるだけでサービスとしては変わらないのかもしれないが。
それでも、新しいサービスへのシステム移行はきっと発生するのだろうけど。
撤退の背景には、日本の市場が直接契約ではなくて、ベンダーや通信キャリア経由で
発注したり、管理したり、という商習慣が影響しているのだろう。
(VMwareの発表資料でも、「日本市場の特殊性を鑑み」と言っているので。)

大手のパブリッククラウド撤退は、昨年、HPがIaaS型のパブリッククラウドを終了している。
日本だと、今回のvCloud Airが影響の大きさとしては一番だろう。
発表から1年で切られてしまうところを考えると、フットワーク軽く自分たちで
クラウドサービスの載せ換えができるような人がいる会社じゃないと、
おいそれとクラウドサービスの利用は使えないかも。
日本には、オンプレミスのプライベートクラウドが向いている、
と再認識されせられた。

http://www.publickey1.jp/blog/16/vmwareiaasvcloud_air2017331.html

http://vcloud.vmware.com/jp/using-vcloud-air/vca-customer-letter-japan2016

ちょっと前にひょんなことから、話は耳に入っていたけれど、やっと発表された。
発表されないと、嘘か誠かわからないから。

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