Windowsの日本語入力モードで大量の数字を入力すると、最初のほうが自動的に半角に変換されてしまう事象について

Windowsの日本語入力モードで、メモ帳やブラウザのテキストボックスで大量の数字を入力すると、 変換をしていないのに勝手に半角の数字として確定されていることがある。 全角の数字を大量に入れたいというときに、これは困ってしまう。 (アプリのテスト以外にそんな場面はないと思うけど) また、PCをかえてみると、半角では全角の数字で確定されていることもある。 数字だけでなく、アルファベットでも発生する。

この不可解で気持ち悪いな現象は、WindowsのIMEの設定によるものだ。

Windowsに標準搭載されているMS-IMEでは、仕様として未変換の文字列が長くなると、自動変換するようになっている。 この自動変換が勝手に半角の数字に変換されている原因。 MS-IMEでは、自動変換時に変換候補の1つ目に変換するようになっている。 数字を普段から、半角数字に変換している場合、変換の1つ目が半角数字なので、 大量の数字を入力した際に自動変換で半角に変換されている。 もし、普段から全角数字を使っている場合は、全角数字に自動変換される。

   日本語入力モードで大量の文字を入力する
      ↓
   MS-IMEの自動変換の閾値を超える
      ↓
   変換候補の1つ目に自動変換される
      ↓
   この間もユーザは入力が続けられる

MS-IMEの設定で、自動変換の長さは変えられるのだが、「短め」と「長め」の2つしかなく、 何文字で変換されるかの設定はできない。 通常は「長め」に設定されているため、ほとんどの場合、効果はいまひとつだ。

あきらめて、ある程度の長さで変換/決定をするか、1つ目の候補を自分で変えておく方がよいだろう。

■参考
自動的に変換する未変換文字列の長さを変える
http://office.microsoft.com/ja-jp/support/HA010102742.aspx

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