B-DashとのSFTPを用いたデータ連携のメモ

B-Dashとのデータ連携で、SFTPを用いたデータ転送の方式がいまいち分かりにくかったのでメモ。そもそも、B-Dashのマニュアル自体が検索しても出てこない。アカウントがないと見れないところにしかないので、謎が多いというのはある。

前提として、オンプレ側のシステムから、B-Dash側にSFTPでデータを送り付ける(Push)するパターンでの検討だ。

下記のようなシステム構成でSCPによるデータ転送の説明がされている。このとき、謎なのが中間サーバと書かれている部分だ。

B-Dashシステム ←→ 中間サーバ(B-Dash側) ←インターネット→ 中間サーバ(利用企業側) ←→ 基幹システム等

中間サーバとはあるのだが、これがなんなのかの説明がほぼなくわからない。何か用意されたアプリケーションを使って、それがデータ転送を、SFTPでやってくれるのかと思ったが、そうではない。アーキテクチャとして、基幹システムなどから直接データを送るのではなく、外部とやり取りをするための緩衝用としてのサーバを中間サーバと表現しているようだ。

例示では、WinSCPを利用したやり方が書いてある。WinSCPで秘密鍵と公開鍵を生成して、B-Dash側に鍵を登録する。利用する企業側の中間サーバと書かれているデータ転送用のサーバで、WinSCPを起動して、データをSFTPで転送する。WinSCPはコマンドラインでの動作もできるので、スクリプトを書くことでバッチ処理ができる。(SFTPで転送するためのポートはデフォルトのポート番号ではないので、注意が必要。ファイアウォールの設定変更も必要になってくる)

B-Dash側で取り込み時間の処理などの登録はあるが、中間サーバとか関係なく、SFTPで送信されて置かれたデータをシステム側に取り込むスケジュールの登録だと思われる。

パッと見、何かの取り込みのためのアプリケーションなどが用意されているように見えるのが分かりにくいポイント。結局データを送るためには、自前で、スクリプトなりシステムなりを用意する必要がある。この手のデータ連携では、データ転送用のクライアントアプリが用意されているサービスがあったりするので、それと同じと考えると間違いの元だ。

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