クラウド環境でも構成のバックアップは必要

Google Cloudが起こしたミスで、クラウド環境がふっとんだ、というニュースがあった。本来消すはずのない企業アカウントを消してしまい、Google Cloudの構成が吹っ飛び、冗長化されていた設定も吹っ飛んだ、という。アカウントを消されたら、何もできない、復旧もできない、というわけだ。

Google Cloud、豪年金基金のアカウントを誤削除 予備も誤削除 他社でのバックアップでなんとか復旧 – ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2405/13/news090.html

(復旧できたようなのでよかった、と思う。教訓にもしやすい。)

クラウド環境のハードウェア的な問題であれば、冗長構成は役に立つし、バックアップも機能する。でも、メインのアカウントが、なんらかの理由で消えたり、垢バンされたりすると、それらは使えない、という事例ができた。これに対応しようとすると、まったく別のクラウド環境にバックアップを持つ、構成が消されたりクラッシュしてもいいように再構築できる資料を用意するしかない。アナログだけれど、それが一番確実かもしれない。構築が自動化されているのであれば、構成レシピは別のところに保存しておく、というのも有効だろう。

いい教訓がうまれた、と思う。

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