Windows10 ver.21H2でOfficeツールへのログインでTPMのエラーがでる。

クリーンインストールした直後のWindows10 Ver.21H2で、Officeツール(Microsoft 365のWordやExcelなど)にログインすると、TPMのエラーが出てログインできない。エラーの内容は下記。

問題が発生しました

ご使用のコンピュータのトラステッドプラットフォームモジュールが正しく機能していません。このエラーが解決しない場合は、システム管理者に連絡して、エラーコード 80090034 をお知らせください。

サーバメッセージ: 暗号化に失敗しました

試したことは・・・

  • これの対処として、PCを工場出荷状態に戻して再セットアップしたり、TPMのクリアなども行ったが、解決できなかった。
  • M365のアカウントも作り直してみたが、関係なし。
  • エラーになったユーザで、別のPCでログインすると問題なし。
  • PCのローカルアカウントでログインすると、M365アカウントでログインできるが、Active Directoryのユーザだと、このエラーが発生する。
  • BitLockerでドライブを暗号してみたが、M365のアカウントのログインではエラーになる。BitLockerの暗号化は正常に終了しているのに。

最初は1台だけだったのだが、同じセットアップで、かつ別メーカーのPCでも、同じ現象が発生することがわかった。2台で同時に発生しているので、TPMの故障という可能性は薄くなった。

さらに切り分けていった結果、2022年1月のWindows Update(つまり今月のWindows Update)で配信されていた「KB5009543」をアンインストールして、WordやExcelからM365アカウントでログインすると正常にログインできた。PCを再起動させてみたが、再起動後もログインされた状態はキープされており、問題がなかった。

Windows10の21H2で、AD環境で、2022年1月のWindows Updateで、KB5009543が適用されており、新規にM365のアカウントで、Officeにログインをするときに発生する問題と思われる。Windows Updateは厄介だ。

このM365でアカウントでログインするときのTPMのエラーの調査だけで、先週から何時間というか何日使ったことことだろうか。Windows Updateは厄介だ。最新版にして、これなので、辛い。

追記。

Windows11でも同じことが発生して、そちらはWindows Updateのアンインストールでは解消しなかった。かわりに、レジストリキーの変更で回避できる。レジストリキーでの対処は、Windows10でも有効だった。方法は下記。

古いADに参加したWindows11で、Microsoft365のWordやExcel、PowerPointにログインすると、TPMのエラ...
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