読了:ビッグデータと人工知能

読了した。ちょっと前の2016年の本だけど、ディープラーニングが出現したあとの本なので、今でも通用するというかChatGPTなどのことなどはないので、むしろ本筋として読みやすい。

自律的な人工知能は現状ありえない。シンギュラリティが起きる、ということを鵜呑みにして考えるのでは物事の本質から目を背けるだけである。ビッグデータを解析して、帰納(インダクション)や仮説推量(アブダクション)を行う人を拡張してサポートする人工知能であれば実現する。そうなったときに、使いこなすスキルが要求されるということ。現在でも、ChatGPTなどの生成型AIを使うには、ある程度、仕組みを意識して質問を投げる必要がある。そういうことだ。使い方と使う人の問題であることがよくわかる。面白い本だった。

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