数年間にわたり代を重ねていたカブトムシだが、今年の繁殖は失敗した。産卵された卵が入っていたケースをひっくり返して確認したが、幼虫は発見できなかった。幼虫の大きなフンがなかったので、怪しいとは思っていたが、繁殖に失敗していた。
今年の反省点は・・・
- 同じ個体群で何年間も繁殖させていたので、遺伝子の偏りがあった。今年は、外部から新しいカブトムシを捕まえてこなかったので、近親交配になった。
- 転倒防止に水苔をつかったのだが、ぶちぶちと切れて、昆虫マットと混じり合って、幼虫の育成の邪魔になった可能性あり。(ヒノキマットの時と同じような感じ)
- 温度変化のストレス。夏に涼しいときが長く続いて、カブトムシが弱った。対策しにくいけれど、温度的なストレスがあった。
- 観察するカブトムシと繁殖用のカブトムシは、ケースも環境もわける。観察するための個体は、ケースをわけて水苔や椰子ガラマットなどの観察しやすいものを使う。繁殖用はマットや湿り気などの管理を気をつける。
飼育者が不甲斐ないので、全滅させてしまうとは。カブトムシであっても、ずっと世代交代させていくのは難しい。
来年はどうするかな。コクワガタを中心に捕まえてきて、いろいろと試してみるかな。