「SQ “かかわり”の知能指数」を読んだ

SQ “かかわり”の知能指数SQ “かかわり”の知能指数
鈴木 謙介

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2011-11-16
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タイトルが面白そうだったので読んでみた。

この本によると

SQとは「Social Quotient」の略で、知能指数として知られているIQに似た、社会的なかかわりの力を表す指数

のことのようだ。調査結果から、SQが高い人は、幸福な人であるという知見が得られたとのこと。SQのポイントは、SNSなどのソーシャルネットワークなどでつながっている人の数ではないということ。SQでは「かかわり」がキーになっており、社会貢献活動やエコな商品を買うなどの行動が影響する。「つながる」ではなく、他者や何かと「かかわる」というのが面白い。本の中では、「伊達直人現象」や「震災時の帰宅難民の助け合い」などが例として説明されている。SQという指数は、今後どうなるかわからないが1つの指数として面白いんじゃないだろうか。

それで、本の内容は1章はSQについてデータや例などで説明されているので面白い。ここはグラフがいろいろとあるので、裏やSQについて考えるのにいい。だが、その後の章は、個人的にはおまけみたいなモノと思ってしまった。なぜSQなのか、というところを説明するのに時代背景や何に幸福を感じるかの説明が必要だったのだろう。2、3章はそれの説明になっている。最後の4章は、またSQの話に少し戻っている。だけど、どうもしっくりとしない。SQだけを見るなら、1章だけでもよいかもしれない。全部読んでから、もう一度、1章をパラパラと読み返すと何となくわかる気はする。

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