「鹿男あをによし」を一気読み

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
万城目 学

幻冬舎 2010-04
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土日に急に面白い物語が読みたくなって、本棚にあった「鹿男あをによし」をもう一度読んでみた。土曜の夜に読み始めて、日曜の夜に読み終わり。

奈良を舞台にした60年に一度の儀式の話。ポッキーが好きな鹿が喋るとか、儀式に使う目(銅鏡)を探すとか、歴史の深い奈良ならではの設定が好きだ。奈良の歴史的な遺産の描写を読んでいると、実際に奈良に行ってみたくなるから不思議だ。

主人公が使いの鹿によって顔を変えられるとか。鏡をみると自分の顔は鹿に見えるけど、他人からは人間の顔のままに見える。アナログの写真は誤魔化せるけど、デジタル写真だと鹿の顔になるとか。いろいろな設定が細かくてよい。単純で面白くて物語に引き込まれる。有意義な読書であった。

万城目さんの作品は何度読んでも面白い。1回目を読んでから大分経つので、忘れているところもあって面白い発見がいっぱいだった。

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