水妖日にご用心

薬師寺涼子の怪奇事件簿の新作でました。もう、読んだ。

水妖日にご用心 (ノン・ノベル 840 薬師寺涼子の怪奇事件簿)水妖日にご用心 (ノン・ノベル 840 薬師寺涼子の怪奇事件簿)
田中 芳樹

祥伝社 2007-12
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前作よりは、大分まし。ですが、またしても怪奇成分が薄いです。怪人は出てきますが、まったく普通のストーリ。作品中は、愚痴とも取れる時事ネタが多いし。滅多に書かないシリーズの続きの中にたくさんの論評は困ったものだ。そろそろ、書くのをやめた方がいいのではないか。と本気で思ってしまった。

話を元に戻す。薬師寺涼子の新作だが、インド方に生息するワニ人間の話。舞台は、日本でTDLと思われる場所と警視庁。事件はTDLのようなところで発生するが、その後の千葉県警の扱いの酷さと言ったら素晴らしい皮肉っぷりである。まぁ、それは置いとくとして、話の展開が何と言うか、稚拙である。本当に、作者本人が書いたのだろうか?昔の作品よりも、かなりのランクダウンしている気がする。実はゴーストライターかな?

前作がダメダメだったので、今作はかなり期待をしていたのだが・・・。見事に期待を外されてしまった。単純に、暇つぶしで読みたい人向け。ファンであっても、楽しめるかどうかは怪しい。

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