読了:HUMAN-CENTERED AI 想像は創造できる!【Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)2026年10月号別冊】

表紙的な内容はほとんどない。その代わりに、現在のAIの使い方だったり、この先についての議論が多くて面白い内容だった。いろいろな人との対談だったり、インタビューが集まっているので、いろいろな視点がある。そういうところがよかった。

読んでいくと、見えてくるのは、AIを使うときの「問いを立てる力」は必要だということ。調査やまとめは、AIの方が圧倒的に早い。しかし、資料の中で何かにひっかかりを覚えたり、実生活/仕事の中で「これでいいのか」と違和感を覚えるのは、今のAIにはできない。そういう問いを立てる力は必要になる。そういう選択がクリエイティビティにつながっていき、個性になるということ。AIをただ使うだけだと(AIに使われるだけだと)、AIによる「同質化の罠」にかかり、「正解がコモディティ化」してしまう。この雑誌の話ではなかった思うが、「AIをドライバーとして使うのではなく、ピアノとして使え」という話がある。プラスやマイナスのドライバーは誰が使ってもほぼ同じ成果を出せる、ピアノは同じピアノでも習いたての人が演奏するのと、プロのピアニストが演奏するのとでは響が違う。道具(AI)の良し悪しもある程度はあるが、その道具(AI)で、どのようなアウトプットを出すのかは、使う人次第といういうこと。

概念的な話は、一度、脇に置くとして、日常でできそうなこととしては、「AI筋トレ」は良さそう。とりあえず使ってみる、ただし使い方に疑問をもちつつ、プロンプトや問いは少しずつ見直して、アジャストしていく。使い倒して、身体化できるようにすることは、やっぱり重要と感じた。プロンプトの特訓が必要なのかはわからないが、この聞きかたをしたら、こういうアウトプットになる、という感覚は必要なのだろう。もうひとつは、とりあえずスライドでもグラフでも作成させて、コレジャナイという失敗パターンを出させるのもいいかも。とりあえず作らせて、なんか違うな、というものを発見するのは良い。とりあえずつくるというのが大変だけど、AIにやらせれば、コーヒーやお茶でも飲みながら待てばよいので。今のところ、何パターンも作成させてもAIは不満を言わない(コストはかかるけれど)ので、有効な方法だろう。

たのしく読めた。

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