特定条件化でシンプロビジョニングでもVMDKが肥大化する

VMwareの仮想マシンのバックアップをVeeam Backupで取得している。Windows Server 2022のバックアップを新しく追加し、スケジュール実行したところ、他の仮想マシンのバックアップも含めて大量に失敗していた。

ログを調べたところ、下記のような表記があり。VMware ESXiのデータストアの空き容量が足りずにスナップショットに失敗し、その結果、バックアップに失敗している。

Getting VM info from vSphere 
Production datastore datastoreX is getting low on free space (0.0 B left), and may run out of free disk space completely due to open snapshots. 
Error: Insufficient free disk space on production datastore datastoreX.

詳細を調べてみると、新しくバックアップを追加したWindows Server 2022のVMDKファイルの容量が増えていた。シンプロビジョニングで、Windows OS上から見たときの使用量は増えてい居ない。VMDK上はディスクの割り当てがされており、限界まで肥大化していた。

VMwareのナレッジを調べてみると、下記のナレッジがあることが分かった。

Thinly provisioned Virtual Disks inflates to a larger size during snapshot removal process (56608)
https://kb.vmware.com/s/article/56608?lang=ja

これによると、「一連の手順を実行すると、シンプロビジョニングされた仮想ディスクのディスク使用量が増加することがある。」という迷惑なもの。VMFS6のデータストアを使用しているので、これに該当したようだ。Windows Serverのバージョンは、Windows Server 2012以降ということなので、影響するOSは多い。

とても厄介。

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