セキュリティのためのログ分析入門

読了。ログ分析の入門書という位置付けなので、ログ分析のターゲットがウェブで公開されているシステムになっている。そのため、社内のシステムのログ分析などについては応用しにくい。ただ、ウェブサーバを使うシステムであれば、分析を始めるためのきっかけになることが多数書いてあるので、方向性をきめたり、ログ分析を始めるキッカケにはよい本。

サンプルでスクリプトが多く記載されているので、似たような環境であれば、同じようにログ分析を組めるのもよい。あとは、独自でログ分析をやってしまうと、他はどういうようにやっているのだろう?という疑問が生まれるが、一つのケーススタディというか比較先にも使える。そして、分析はやっぱり、スクリプトを書いて絞り込みというのが主流というのも心強い。汎用化できるところ、できないところ、ケースバイケースなので、迷いがち。それでよいとも言えるので。

あと、R言語(R Studio)でのログ分析自動化の構築の解説もよい。よくを言えば、Elasticsearch+Kibanaについてあるとよかったけれど、それはそれで本を買えばよいか。

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