探偵ガリレオの長編小説。映画の公開前に文庫化されたので、買ってみた。
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) | |
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ガリレオの特徴のような奇怪なトリックが本作品にはない。推理小説としてはできがいいけど、特徴の物理学は関係ない。そこが残念。最初から最後のほうまで続く伏線を張り続けているのがヒントの一つ。感のいい人なら、きっと気がつくくらいだが・・・どうにも、納得いかない。完璧に近く論理的に構成された犯行というのはすばらしいんだけど。アリバイに穴がないというのも納得のトリックだし。でも、そんなトリックで良いのか?って最後に思った。捻りよりも、物理学的な謎が欲しかった。
推理小説としては、とても面白く最後まで楽しめた。俺はこの手の小説をほとんど読まないからね。さて、映画版のできばえはどうなんだろうか?テレビシリーズはハマってずっと見ていたなー。自分に言うのもなんだが、毎週ドラマをみるくらいハマるとはね。