engadgetに次の記事が出ていた。
「やっと3Dツールが紙とペンのような存在になる」エヴァ制作のカラーがBlenderへの移行を進める理由とは?(西田宗千佳)
https://japanese.engadget.com/2019/08/14/blender-khara/
フリーツールのBlenderへ、制作環境の一部を移すようだ。フリーのツールなので、いろいろな機能追加も見込まれるが、使い勝手とかどうなのかと思ったら、そんなに悪くなさそう。制作の一部でも使っているようで。フリーのツールがアニメ制作のプロの現場でも使えるようなったようだ。あと、なんで移行するかという疑問には以下がしっくりときた。
3ds MAXは優れたツールであり、世界全体を見渡すとスタンダードなツールの1つではあるものの、コスト的なデメリットが生まれ、「人員不足」の原因にもなっていたのだ。
たしかに高額なソフトウェアを使える環境はかぎられるし、それを購入している会社も限られると。制作で使用するツールありきになるので、どうしても組む人も同じツールを使える人になる。IT業界も似たようなものかもしれない。Ciscoの機器があるから、Ciscoの機器使える人、Oracle DBがあるからOracleDBの技術者みたいな縛りがある。その分、費用が高額になる(その人がそのぶん高額なのかどうかは知らんけど)。汎用的もしくはフリーのツールを使えるようになれば、それだけ参入障壁も下がるので、組めるところの選択支も広がる。カラーもBlenderに企業スポンサーとして参加するようなので、いいことなんじゃないのかな。
Blenderの出だしのころに触って、辞めたけれど、お遊びで使ってみようかな。
あと、アニメ系の業界のデファクトスタンダードは、3ds MAXとMayaみたい。これにBlenderが加わると面白くなりそうだ。