読了、本自体が面白かった。話が面白くできるようになったかはわからない。だけど、この本・このドラマをこういう視点で解釈するのか!というのが面白かった。
読み解くときのアイデアはいっぱい。実際にやろうとすると、慣れないかぎりはかなりのエネルギーを使う感じだ。AとBの連想は、慣れている分野の作品ならばまだよい。そうでもないものも、比べたり、共通の部分を探したりというのは、結構たいへんだ。「話が面白い人」で、茶化すわけではない人は、インプット部分に、かなりの労力が使われているのだろう。その上で、他の人が興味関心をもつような話し方だったり、語り口だったり、そういう部分はトレーニングというよりも、その人が身につけた様式なのしれない。
個人的には、表面的でもなんでも、エンタメとして消費したい気持ちのほうが大きい。掘り下げるものもたまにはあるけれど、それをおもしろおかしくは話せない。でも、まぁ、いろいろな作品の解説書みたいな形で、本当に本は面白かった。
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