
面白かった。大きなところを狙うのではなく、少しの人にしか刺さらないが他に替えがきかないところを目指すのはよい。今はネットがあるので、この対象範囲が小さくてもビジネスとしてはなりたつ。面白いところだ。共感ができる会社のものは買いたくなるものだ。
でも、このパラダイムは日本からは生まれにくいようだ。115ページに次の記述がある。
その社会の人たちが持っている「公共性への関心」「未来の他者への関心」の基本的な水準が、クリティカル・ビジネスの発生や成長に大きく関わってくることがわかります。
端的に言えば、公共性への関心の低い社会では、クリティカル・ビジネスは生まれにくいし、生まれたとしても大きく育つことができないのです。そして、この点こそ、21世紀に入ってから、西欧の社会において大きく存在感を示すようになったクリティカル・ビジネスが、日本の社会からなかなか生まれない本質的な理由があると私は思っています。
公共性への関心は少ないので、そのとおりかもしれない。未来への、というところは自分は自然についてはきになるが、社会については関心がない。そういうところなので、育ちにくいとは思う。企業活動としてのSDGsは行われているのだけど、それだけでもある。
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