読了:やさしいがつづかない

おもしろく読めた。「やさしいがつづかない」のではなく、「やさしいはつづかない」という。常にやさしい状態は無理があって、やさしくない状態もやってくると考えるのがポイント。自分に余裕がない状態だと「やさしくはできない」というベースがある。やさしい行為というのは、自分のコントロールを手放すということ。自分でコントロールできなくなる状態なので、自分に余裕がないときは「やさしく」はできないということ。言われてみると、自分でやりたいこと(自分でコントロールしたいこと)は、譲りたくはない。なにかを任せてほしいと言われたとしても、それをリカバリーできない状態(コントロールできない状態)だと、きびしい。ちょっとした親切は、その時間のコントール権を他人にゆだねている状態だという。

開き直るわけではないけれど、やさしくできないのは、当たり前かもと思ってしまえばいい、というのは、わかりやすい発見だった。やさしくできないときというのは自分に余裕がない、意識していても意識していなくても行動には出るわけで、そういうときは余裕がないと思えばいい。やさしくない人は余裕がない、もしくはその部分は余裕がないものである、と思えばいいわけだ。客観的に判断できるというは、自分にも余裕をつくり出せるのでいい。

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